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補足

2020年02月15日 11:00

新日本風土記OA

昨夜のNHK BS プレミアム 新日本風土記「池袋」の放送、
インタビューを切り取られたので、なんの話かお分かりにならなかったでしょう?

そこで少々補足させていただきます。

あの話は、昭和23年に人世坐がオープンしたときに祖父・三角寛が、
吉川英治井伏鱒二永井龍男徳川夢声朝倉文夫といった文士や芸術家たちを集め、
映画館の株主にしたという逸話のくだりです。

下の写真はその株主総会と称した文士たちの宴会の様子ですが、
文士や芸術家たちを本当の株主にしたのではなく名目だけだったのです。
その「文士経営の映画館・人世坐」のことが世間では話題になりました。

そんな映画館・人世坐のオープニングには、話題になったことがもう一つあります。

映画館・人世坐のすぐ近くには、巣鴨プリズンが在りました。
その巣鴨プリズンの屋上には星条旗がはためいておりました。

祖父は、星条旗の向こうを張って人世坐の大屋根に日章旗を揚げました。
進駐軍に逮捕されることを覚悟だったそうですが、どういうワケかお咎めナシ。

ところが、「三角寛が映画館の屋根に日章旗を揚げたぞ」と話題になって、
各新聞が取材に来て、日章旗を揚げた写真入りで記事を載せてくれました。
おかげで、ただで広告宣伝ができたというワケです。

戦争中多かれ少なかれ軍に協力していた文士たちにとっては、
戦後公職追放に遭ったり、敗戦で価値観が混乱して元気がなかった時代でしょう。

そんな彼らが、
よく判らないうちに、やたら元気で前向きな祖父にまき込まれてしまったのでしょうが、
そんな祖父が新しい時代の池袋に映画館という文化の旗を立てたのも確かなことです。

以下、“人世坐の株主総会”と称する宴会の様子。

人世坐株主総会?の様子
後ろ姿が河盛好蔵、その左が三角寛永井龍男徳川夢声


人世坐の株主の面々
後ろ頭が永井龍男、左が徳川夢声朝倉文夫井伏鱒二


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