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無量寿国

2020年01月22日 23:59

双龍

出来るだけ、「雑司が谷 寛」という家の写真を撮って残そうと思っています。


玄関を入った正面の板戸に彫られた双龍は、彫刻家・渡辺弘行さんの作品ですが、
同じ渡辺さんが彫った「ひとのよ弁財天」の開眼式をこの家で催したときの写真に、
「寄贈 双龍 徳川夢声」という貼り紙が写っており、この板戸は徳川夢声さんから
寄贈された物じゃないかと思われます。

阿吽の阿

吽

扉の左右に分かれた龍は阿吽(あうん)を表しておりますが、
龍は仏教を守護する存在とされており、禅宗の寺では天井に龍がよく描かれています。
また、龍神は融通無碍の水を司ることから、「金運」を護り「火災」から守るとされています。

天地無私春又満

トイレへとつづく廊下に、「天地無私春又満」と祖父が描いた扉があります。

禅宗の言葉に「天地無私春又帰」というのがありますが、
祖父はそれをもじったのでしょうか?

観音像

こちらの観音菩薩像も渡辺弘行氏が彫った作品であります。
観音菩薩は阿弥陀如来の脇士と位置づけられる仏様で、
阿弥陀如来の智恵と慈悲をもって人々の苦しみの声を聞き、
救いを与えて下さると謂われています。

ひとのよ弁財天

弁財天は龍神と同じように、
海や川など水に関係したところに祀られることが多いのですが、
弁財天は弁才天とも表され、琵琶を持っている弁才天がいるように、
才能の神様、芸事の神様、表現者の守り神とも謂われています。

無量壽國

この「無量寿国」の書を描いた法幢とは、祖父・三角寛の法名です。
正確には釈法幢と申します。

釈は釈迦、御釈迦様のことでしょう。
法は御釈迦様の教えである仏法のこと。
幢は、はたほこと読みますが、矛の先に旗を付けた幟のことです。

つまり、御釈迦様の教えを幟として掲げる者だという意味でしょう。

ところで、「無量寿国」という意味ですが、
無量とは限りないこと、寿とは命のこと。
無量寿は阿弥陀如来の別名でもあります。

限りない命の国、つまりは極楽浄土のことです。


こどものときに浄土真宗の寺に預けら四書五経を学んだ三角寛
その人生は、常に自分と仏法との葛藤だったのかもしれません。
つまり、三毒煩悩と謂われている人間欲と、仏法との葛藤であります。




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