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照一隅

2019年12月08日 23:59

きょうは、
座・高円寺劇団燐光群公演「憲法くん」を観た。

きょうが千穐楽だったが、どうにか間に合った。


ところで、
アフガニスタンで尽力し貢献しながら銃撃され亡くなった中村哲医師のご遺体が日本に到着した。

アフガニスタンのカブールの空港ではアフガニスタン政府主催で中村医師を見送る式典が開かれ、
ガニ大統領が中村医師の活動に謝意を表明し、奥様とお嬢さんに直接深い哀悼の意を伝えた。

成田空港に総理がご遺体とご遺族を出迎え政府主催の式典を行ってもよいくらいのことだが、
中村医師は現・総理に出迎えられても喜ばないだろう。


さて、「百の診療所よりも一本の用水路」を合言葉に活動をつづけた中村医師が、
日本国憲法第九条の意義を語った佐高信氏との対談がある。

対談で、
中村医師は「国際貢献」という言葉が嫌いだと告白している。
強いて言うなら自分たちがやっているのは「地域協力」だという。
そこには平和憲法を改変しようとしている国家への不信感がある。

テロ対策特別措置法が国会で審議されていた時、参考人として招かれた中村医師は、
「現地の対日感情は非常にいいのに、自衛隊が派遣されると、これまで築いた信頼関係が崩れる」
と強調し「自衛隊派遣は有害無益で飢餓状態の解消こそが最大の課題だ」と訴たところ、
議場を騒然とさせた。

紛争地では、
平和憲法の下でこそ「どんな山奥に行っても、日本人であることは一つの安全保障であった」と言う。
「地域協力」をしている中村医師が、平和憲法こそが大事と強調するのは説得力がある。

中村哲医師のこの言葉は忘れないようにしよう。
「あれだけの犠牲を払った上でつくられたものだから、一つの成果じゃないかと思います。それを守らずして、国を守るもないですよね。だから、それこそ憲法というのは国の掟、法の親玉みたいなもんじゃないですか。憲法をあやふやにして国家をどうのこうのというのはおかしい。それで靖国の英霊がどうのこうのというのは、結局彼らをテロリストにしちゃうんですよね。日本国憲法というのは、本当は戦争の犠牲の上にできたものですよ。それを改憲を言う人はコケにしたんだ。道徳的な心棒もそれでなくなっていく。非常に悪いですよね」


中村哲氏は医師だ。

医師として多くの臨終にも立ち会ってきただろう。
人間の肉体がその命を終える瞬間を何度も看ただろう。
その死の瞬間が自身に迫ったとき、中村医師にはそれが判ったはずだ。
そのとき、彼はなにを想っただろう。

死は平等に誰の身にもやってくる。

これから、12月6日に58歳で急逝した後輩の通夜に行ってくる。



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