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ブレーキ

2019年05月20日 12:05

献花台

先日も、馴染みの居酒屋で常連客の一人が、
「とんでもない!あんな奴極刑にしてやればいいんですよ」
そう発言したので、わたしがカウンターの隣の席から、
「わたしたちだって、いつどの立場になるか判らないよ」
そう申しましたら、「わたしは車の運転しませんから」と切り返されました。

確かに車の運転免許を持っていない人や運転しない人は、
加害者になることはないでしょう。

しかし、
貴方のお父上やお母上が事故を起こす。
貴方のお子さんやお孫さんが事故を起こす。
貴方の奥さまやご主人が事故を起こす可能性はありませんか?

被害者側、特に亡くなられた母子の立場、そのご家族の立場なら、
加害者が誰であれ、極刑を望みたくなるのも解からぬではありません。

しかし、
ご家族やご親族にとっては、それで母子が生き返るワケでもなく、
計画的な犯罪であったワケでもない過失の事故に対して、
その悲しみや怒りや恨みを向ける対象が87歳の老人であることが、
謂わば悲劇なのかもしれません。

ですから、
世間の人たちが87歳の加害者を血祭りに挙げたいというような発言をすることが、
被害者遺族にとって喜ばしいことなのか、冷静に考えてみる必要があると思います。


但し、あの東池袋の事故や大津の事故について、わたしの最大の疑問は、
運転中に右足はアクセルの上なのか、ブレーキの上だったのかという点です。

先日、一年振りに再会した友人はハワイ島に住んでいます。
彼女はハワイ島では運転しますが、オアフ島へ行ったら運転しないのだそうです。

それだけ車が多いし、信号も多いし、道が狭いからだそうです。

彼女がハワイ島で運転していると、右足はほとんどアクセルを踏んだままだそうですが、
オアフでは、アクセルとブレーキを交互に踏まなければならないから疲れるといいます。

確かに、オアフ島もそうですが、東京都内なら尚更であります。

わたしは、運転中の半分以上はブレーキの上に右足を置いています。
ある程度加速すれば車は走るワケですから、急に止まることができるように、
信号や交差点や路地が在る優先道路を通過するときは、足はブレーキの上です。

これは、意識的にやっているワケではなく無意識というか癖のようなものです。
ですから、事故を起こした加害者たちが何故ブレーキを踏めなかったのか疑問でした。

高校時代に運転免許を取った直後、或る大人が教えてくれました。
「車が何故走ることが出来るか解かるか?」

「・・・?」

「いざという時にブレーキがあるからだよ」


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