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自己責任論

2018年10月24日 23:59

「勝手に行ったのだから自己責任だろう」

「日本政府は救出する必要はない」

「行ってくれって頼んだ覚えはない」


2015年6月に内戦下のシリアで行方不明になり、
反体制派の武装勢力に拘束されたとみられていた、
フリージャーナリストの安田純平さんとみられる男性が、
解放されたようだという報道がありました。

この報道の通りだとすれば、本当によかったと思います。

この3年半という長い時間、心労がつづいていたであろう
奥さまやご両親をはじめ、多くの支援者やご友人たちと、
多くの国民と共に、喜びたいと思います。

しかし、
世の中に上記のような意見が散見されるのも事実です。

ジャーナリストというお仕事の意味をご存知ないのか、
日本政府の役割というものを理解されていないのか、
ただ悪意を向ける対象として発露しただけなのか判りませんが、
安田さんには、それに臆することなく堂々と帰国して頂きたい。

たとえ行方不明になった人がバックパッカーであったとしても、
その人を救助するのは日本政府の役割なのでありますが、
自己責任論でいうと、被災地で活動するボランティアも自己責任です。

しかし、
被災地へ往復する途中で事故に遭っても、救助しなくていいでしょうか?
活動中に作業で怪我を負ったとしたら手当しなくてもいいのでしょうか?

モチロン、何かあったときのために各自ボランティア保険をかけています。
だから、すべては自己責任なのだから「手も口も出すな」と言いますか?

ですが、
ボランティア自身は自己責任を自覚しています。その覚悟で活動しています。

呉の被災地で出逢った尾畠春夫さんも“自己責任”、“自己完結”と言っていました。
安田純平氏も、同じでしょう。

しかし、
もし、尾畠さんが二歳児を助けに行って山で遭難したら助ける必要はありませんか?

だから安田さんは、正々堂々と「助けてくれと頼んだ覚えはない」と言えばいいのです。



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