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「月の海」

2018年07月16日 23:59

「月の海」

字が小さいので、チラシを大きく載せました。

劇場も小さいのですが、
何処の誰の人生にも起こるささやかな物語?

ささやかな物語といっても、
人間にとっては大きな問題だと言えるでしょう。

終演後に、温かい大きな拍手がつづきました。


ところで、
去年、テレビ朝日が放送した倉本聰さんのドラマ「やすらぎの郷」が話題になりました。
テレビ業界で働いてきた老人たちが入所する老人施設「やすらぎの郷」が舞台です。

去年の7月頃に放送されたこんなセリフがありました。
それは、テレビの元・美術担当だった職人が主人公に話すセリフです。

「ずっと考えてたんだよね。夫婦どっちが先に逝くべきかって・・・。長いことオレずっとさ、絶対先に逝きたいと思ってたんだよね。だってそうでしょ?かみさんに先に逝かれちまって、オレ独りこっちに遺されちまったらさ、オレ淋しくてとても生きていく自信なんてないもん。だけどさ、或る日突然考えが変わったのね。オレが先に死んだら、あいつ独りでどうやって生きていくんだろうって・・・。先に逝く方と遺される方、どっちが辛いだろうって想像するとさ、遺される方が絶対辛いよね。じゃオレ、辛い方を引き受けてやろうって、あいつが死ぬとき手を握ってやって、辛いその後を引き受けてやろうって・・・、男の方が強いはずだしさ、そのくらい男が引き受けるべきだって・・・」

わたしたちは、
その放送の少し前に、介護・看護していたむぅむぅ(義父)を看取りました。

そのむぅむぅも、“辛いその後を引き受けた”一人でした。
その後8月に亡くなった光生軒のオバサンも、9月に亡くなった恩師も、
10月に亡くなった父も“辛いその後を引き受けた”一人でした。

そして、
きょうのお芝居に出演していた後輩のDも、若くして“辛いその後を引き受けた”一人です。
“辛いその後”の生活のなかで、二人の子供を立派に育てました。

わたしも、できることなら“辛いその後を引き受けたい”と思っていますが・・・。


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