「幹東」

2018年04月17日 23:59

「幹東」

むかし、
わたしたち夫婦が、直接経営していた懐石料理の店があります。

現在では、
株式会社女将塾という企業に、コンセプトそのままに貸しています。

わたちたちが経営していた時代、板前はKさんという人でした。
岩手県の遠野の出身で、集団就職で上京して板前の修業をしました。

何人もの有名な親方の元で修行し、
腕前は超一流でしたし、原価率を守ってくれる経営者には有り難い板前でした。

しかし、
なかなか癖のある人で、うちの店で板前をやっていたときには、
「あの難物を長年雇っている変わった店」と板前の業界では有名だったそうです。

しかし、
そのKさんは、うちが店を閉めたあとでベトナムのハノイに行きました。
ハノイの高級ホテルの料理長を何年間か務めました。

幹東

そんなKさんが、
うちの店で育てた弟子の一人が、自由が丘で「幹東」という店をやっています。

板前で経営者のH君の店です。

何年か前に、
ベトナムから帰ってきたKさんと一緒に、当時の「幹東」に行ったことがありました。

きょうは、
現在の自由が丘の「幹東」に、息子の親友で板前のKを連れて行ってきました。
Kは、近いうちにアメリカに渡り、板前の仕事をすることになっています。

KさんとKといっしょに「幹東」に来たかったのですが、それは叶いません。
Kさんは、あの震災があった2011年の春に亡くなってしまったのでした。

星野クン

そこで、
きょうは、我が家の仏壇に飾ってあったKさんの遺影を連れて行きました。

Kさんにとっても、いい供養になったと思います。


スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://coachhide.blog73.fc2.com/tb.php/3451-99197099
    この記事へのトラックバック


    最新記事