これが最後

2018年02月27日 23:59

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昨日のブログにも書いたように、
1995年のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の3か月の再演公演で、
毎週1日だけ、主役のヤマトタケルを市川右近(当代・市川右團次)さんが演じ、
そのヤマトタケルを慕う少年・ヘタルベを息子・三浦弘太郎が演じました。

4・5月は新橋演舞場公演、6月が中日劇場公演でした。


1986年2・3月初演の三代目市川猿之助が創作した「ヤマトタケル」は、
スーパー歌舞伎の第1作で、それまでの歌舞伎の概念を変えたと謂われ、
多種の機構を使った大がかりな舞台や斬新な衣裳やスピーディーな演出が話題になりました。

三代目市川猿之助が主人公ヤマトタケルを演じ、
その三代目市川猿之助を慕って歌舞伎俳優になった市川右近がヘタルベを演じ、
その舞台を観ていた2歳の息子・弘太郎は、その市川右近に惚れたのでした。

本人は憶えていないと申しますが、
息子・弘太郎が歌舞伎俳優になりたいと言い出したのは、それがキッカケでした。

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きょうは、
そんな想い出の中日劇場で、そんな市川右團次(初世・市川右近)さんと、
これまでに何度も演らせていただいた「連獅子」を踊りました。

弘太郎が初めて「連獅子」を踊ったのは、17年前の2001年1月1日。

それはつまり、
21世紀の初日に憧れの右近さんと「連獅子」を踊るという奇跡的な出来事でした。

仔獅子のように右近さんに惚れ、右近さんを慕い、右近さんを追いかけて、
市川弘太郎はここまで来ました。

しかし、
弘太郎が中日劇場の舞台に立つのも、市川右團次さんとの「連獅子」も、
これが最後になってしまうことでしょう。

物事には、これが最後ということがあるものです。諸行無常というやつです。

しっかり目に焼きつけました。

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