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偏り

2018年02月23日 18:30

NHKの大河ドラマをつづけて観る習慣はないのですが、
たまたま、2月18日の「西郷どん」を観ました。

7話目のこの回のなか(45分間)で、
西郷吉之助(隆盛)の祖父と父と母がつづけて亡くなります。

主人公にとって、
個人的なことではありますが、重大なことが立て続けに起きたのに、
その割には、それらのことが淡々と描写されるだけで、
それが本流にどう影響を及ぼすであろうかという伏線を感じません。

それよりも、
大河というだけあって、歴史という大河を遡って見てみたいという、
大河ドラマの基本的なコンセプトが希薄な感じがしました。

西郷家や西郷家を取り巻く人々の“生活”が見たいのではなくて、
“歴史”が見たいのであります。

西郷隆盛像

さて、
先日用事があって、上野公園に行ってきました。

上野公園の象徴である西郷隆盛像は、
浴衣で犬を連れて散歩する姿をしています。

明治維新の立役者でありながら、
西南戦争を指揮して朝敵となった西郷隆盛を、
明治政府下で名誉回復を許したとは言え、
軍服姿で描くワケにはいかなかったのでしょう。

しかし、
その西郷隆盛像の後ろには、
上野戦争西郷隆盛の新政府軍と戦った
彰義隊士たちの墓が在ります。

相前後して、敵同士の顕彰碑が並んでいるワケであります。

彰義隊の墓

その彰義隊を全滅させる作戦を指揮した
大村益次郎の像は、靖国神社の大鳥居を入ったところに、
足元の人々を睥睨するかのように立っています。

靖国神社彰義隊西郷隆盛も祀ることなく、
大村益次郎像が人々を見下すように建っていることをみても、
明治政府靖国神社が長州閥に牛耳られ、
いかに愛国者を偏って選別したかが判ります。


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