「八甲田山」

2017年04月14日 18:38

「八甲田山」

文芸坐三浦館、きょうは新田次郎の小説の映画化作品「八甲田山」の上映です。

監督は森谷司郎、音楽は芥川也寸志、主演は高倉健北大路欣也ですが、
公開されたのは1977年6月で、わたしが演劇科に入学した直後でしたから印象に残っています。

「天は我々を見放した!」というセリフが有名になりました。


ところで、真冬の八甲田山でのロケは、
日本映画史上類を見ない過酷なものだったそうで数々のエピソードを残したそうです。

或るとき、
雪の中に立つ高倉健さんの背景に山の稜線を撮りたい監督は健さんを立たせたまま
何時間も天気が回復するのを待ったのだそうです。

近づいて毛布でも渡したいところですが雪に足跡がつくのでスタッフも近づけませんし、
健さんも腰を下ろすことができませんから、健さんは独りで立ちつづけたのだそうです。

高倉健さんは撮影終了後に監督に一言こう言いました。
「監督、煙草吸いすぎですよ」

健さんは、
何時間も撮影を待つ間、イライラした監督が吸った煙草の本数を数えていたのです。

そして、健さんは「八甲田山」以来煙草を止めたのだそうです。

わたしの好きなエピソードであります。

また、雪の積もる河原から崖を登るシーンで、
或る俳優が、本当に滑落しそうになって弱音を吐いていたら、
加山雄三さんが、下から俳優の足元に自分の手を差し込んで助けつつ、
「黙って登れ!」と激励したというエピソードも好きです・・・。

加山雄三は見放さなかった!

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