「わが母の記」

2017年04月09日 17:44

「わが母の記」

本日上映の文芸坐三浦館の映画は、「わが母の記」です。

映画「わが母の記」は、
井上靖の自伝的小説「わが母の記 花の下 月の光 雪の面」という3部作が原作です。
原田眞人監督作品で、役所広司樹木希林の主演で2012年に公開されました。


ところで、
わたしは17年前に母を亡くし、実父は弟に任せ、
むぅむぅ(かみさんの父)を介護する日々を送っております。

むぅむぅは、現在話していることは認識できますが、
さっき話したことを認識し憶えているかどうかは、判りません。

呼びかけに、
反応してくれないときもあり、聞こえていないときもあるようです。
なにも気にならないようですし、なにも求められることがありません。

わたしには、すべてを受け容れているようにみえます。

このように、
人の認知機能が衰える様を目の当たりに見ておりますと、
それは、摂理なのだと思えてきます。

感情を持っていること、思考することこそが人間だとするならば、
神経が弛緩することで現実をやり過ごしているのではないでしょうか?

忘れてしまったのは“過去”のことではありません。
“今”を忘れてしまっているのです。

そして、“今を忘れ”、心は過去を遊んでいるのかもしれません。



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