「悪い奴ほどよく眠る」

2017年04月06日 18:06

「悪い奴ほどよく眠る」

本日上映した文芸坐三浦館の作品は、
またしても黒澤明監督の1960年公開作「悪い奴ほどよく眠る」であります。

架空の「土地開発」という名の公団とゼネコンに絡む贈収賄疑惑をめぐり、
或る男が企てた復讐を描いた社会派サスペンスドラマなのですが、
復讐によって追い詰められ、逮捕され、自殺を企て、消されてしまうのは
下っ端ばかりで、ホントに悪い奴らは顔すら見せません。

巨悪に挑んだ主人公に同化した観客にとっては、
なんともフラストレーションが溜まる映画であります。

しかし、それでいいワケでして、
それこそが黒澤映画の異化効果というものでしょう。


それにしましても、
この映画に登場する一番地位の高い悪役は公団の副総裁でありますが、
演じた森雅之の貫禄があり過ぎて、たかが公団副総裁には見えません。

この副総裁役を演じた森雅之は当時49歳だったのですから驚きです。
しかし、副総裁に貫禄を感じることで、更に姿を見せない上の存在が、
印象づけられるというワケです。

因みに総裁役は、三津田健でした。
貫禄の上には貫禄がいるもので、悪い奴の上にはもっと悪い奴がいるようです。


それにしても、
“アベ友”学園問題で喧しい昨今、
関係者各位におかれましては、夜はよくお休みになれますでしょうか?


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