「砂の器」

2017年04月03日 17:36

「砂の器」

本日文芸坐三浦館が上映するのは、
1974年公開の松竹・橋本プロダクション第1回提携作品、
松本清張原作の「砂の器」、監督は野村芳太郎
脚本は橋本忍山田洋次、音楽は芥川也寸志菅野光亮であります。

ところで、
みなさんはこの映画の主人公が誰だったか憶えていらっしゃるでしょうか?

天才ピアニストで作曲家という役を演じた加藤剛

警部補役の丹波哲郎

殺された元巡査役の緒形拳

遍路をつづける親子の加藤嘉と春田和秀

間違っても、若い刑事役の森田健作じゃありませんよね。

わたしは、「ピアノと管弦楽のための組曲・宿命」が演奏されるなか、
親子が遍路をつづける全国各地の厳しくも美しい映像が流れ、
丹波哲郎の語りが重なる回想シーンだと思っています。


そして、この映画製作にあたり、
製作側と患者団体の間で何度も協議が行われた結果、
次のようなメッセージが字幕で映画の最後に流れます。

「ハンセン氏病は、医学の進歩により特効薬もあり、現在では完全に回復し、社会復帰が続いている。それを拒むものは、まだ根強く残っている非科学的な偏見と差別のみであり、本浦千代吉のような患者はもうどこにもいない」

しかし、
もうこの原作や映画がもつ偏見や差別が描かれることもなくなりました。

また、もしこの原作が映画化されたとしても上記のようなメッセージを
付け加える必要がない時代になったのだろうと思います。

またそうであることを願っています。


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