「市民ケーン」

2017年03月27日 17:59

「市民ケーン」

本日ご紹介する文芸坐三浦館の映画は、
25歳のオーソン・ウェルズが製作・監督・脚本・主演した
1941年公開のアメリカ映画「市民ケーン」であります。

大胆な構成や斬新な表現方法は、
現在に至るまで世界映画史上最高の作品と高く評価されている作品です。

しかし、
この映画を初めて観たときには存じ上げなかったことなのでありますが、
その後、わたしが注目しましたのは、オーソン・ウェルズが「市民ケーン」で
なにを描いたのかということでした。

後で判ったことは、
この映画は、「市民ケーン」の主人公のモデルの新聞王で政治家であった
ウィリアム・ランドルフ・ハーストの生涯をおちょくっているということであります。

いまでこそ、最大の賛辞を与えられている「市民ケーン」でありますが、
公開当時は、ウィリアム・ランドルフ・ハーストによる妨害工作によって、
各メディアや批評家、アカデミー会員などによる酷評を買いました。

しかし、時代は移り映画史上最大の傑作として高く評価され、
現在でも映画誌や批評家らによる過去の作品を対象とする
映画ランキングでも常に1位または上位にランキングされるそうです。


それにしても、
オーソン・ウェルズは、なぜこの映画を作ろうと思ったのでしょう?
或る意味、自分の映画人生を懸けて創った作品であります。

オーソン・ウェルズが描きたかったもの、そのキーワードは“薔薇のつぼみ”・・・。

いまで云うなら、
若干25歳の青年が、不動産王と謂われる大統領の生涯をネタにして、
おちょくった映画を撮ったというようなハナシなのです。
そのことにこそ、この映画の価値があるんじゃないでしょうか。

すっげーなぁ!オーちゃん。

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