見て見ぬふり

2017年01月06日 17:54

高校1年生が、県道に散乱していた古紙を一人で拾い集め
警察署から感謝状を贈られたという記事を読みました。

「見て見ぬふりをして通り過ぎる自分が辛かったので、
後先のことを考えずに一心不乱に拾い集めた」
高校生は、そう云っているそうです。


この記事を読んで、むかしのことを思い出しました。

或る演劇公演のチラシを、都内各所に配布するために、
アルバイトを雇ったことがありました。

都内の劇場や、営業先など数十軒の宛先に配るのです。

配布作業から何日か経って、事務所に電話がかかってきました。
「○○の辺り一帯に△△公演のチラシが散らばっているんですケド」
一般市民からの通報でした。

或る方面のチラシ配布を頼んだアルバイトがチラシを配らずに、
束のまま、チラシをまとめて路肩に捨て去ったものと思われました。

アルバイトで雇った人には、
チラシの束と手紙と住所と地図を渡して配布してもらいます。

そして、
受け持ちの全ての配布が終わって帰ってきた人に、アルバイト代を渡します。
しかし、人伝で募集した人たちでしたから、履歴書など持参していません。
帰ってしまったら、何処の誰だったかを確かめる手段が無いのでした。

急ぎその場所に駆けつけますと、
幹線道路一帯に“我がチラシ”が、散らばっています。舞っています。
わたし“も”、必死で拾い集め、掻き集め、一心不乱にチラシを追いました。
顔から火が出るほど恥ずかしかったことを覚えています。
大切な公演のチラシを、アルバイトに託した自分が情けなかったです。

以来、
アルバイトを使ってチラシを配ることは止め、自分で配ることにしました。

それにしても、
わたしに通報してくださった一般市民の方も、見て見ぬふりができなかったのでしょう。
お名前を伺いましたが、名乗られることはありませんでした。


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