インフォームド・コンセント

2016年12月27日 18:22

わたしは、
むかし、ホームヘルパー2級の資格を取得したことがあります。

その学習・研修期間を通じて何度も聴いた言葉が、
QOL」つまり「クオリティ・オブ・ライフ(quality of life)」です。

介護や看護におけるベースとなる概念であり考え方です。

講師は、口が酸っぱくなるほどこの言葉を繰り返し、
わたしは、耳にタコができるほど聴いた言葉でした。

それには、単に“快適な環境を提供してあげましょうね”というよりは、
“その人らしい生き方を模索”することから始まる、利用者に向き合う姿勢が重要です。

なぜならば、その人の人生は、その人のものだからです。

同じく、
医療分野には、「インフォームド・コンセント」という概念があります。

これもまた、その人の人生はその人のものなのですから、
患者や患者の家族への「説明」と「合意」と「決定」を尊重した考え方に立っています。


この「QOL」と「インフォームド・コンセント」は、
医療従事者であれば、イロハのイとして習ったことでしょう。

しかし、
実際には、このイロハが徹底していないどころか、
高齢者の場合は軽んじられているように思います。

その背景には、
「医師の方が患者や患者の家族よりも判断が適切だ」という自惚れや、
「高齢者は難しい話が解らないだろう」、「高齢者は認知機能が下がっている」、
「高齢者は痛みに鈍い」、「高齢者は判断力が劣っている」といった偏見や、
医師の優位性意識が垣間見えます。


さて、今からわたしの家族に云っておこうと思うのですが、
もしわたしが病に倒れたら、それが終末期だったとしても、
必ず正確な病状と治療の選択肢とそのリスクを説明してくれる医師に掛かりたいと思います。

そして、全てを理解し、全てを自ら決定したいと思っています。
そこのところ、ヨロシク!




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