他山の石

2016年12月13日 23:59

お隣の国の大統領が、一民間人であるお友達を大統領府へ出入りさせ、
国の政策や機密情報を漏らした上で、相談していたのではないかということが、
国家的な大問題に発展し、ついに国会で弾劾訴追案が可決されてしまいました。

それは、確かに大問題なのでありますが、
それと同じようなことが我が国でも行われていた・・・いや、いまも行われているんじゃないの?
そんな風に思ったのですが、違いますかしら?


さて、今週ロシアの大統領が訪日して、北方領土を“返還”してくれるんじゃないかと、
期待大なのでありますが、あれは、そもそも“返還”されるべきものではなく、
我が国固有の領土なのだから“四島一括”で解決すべしと云って、譲らなかった人がいます。

末次一郎という、“最後の国士”と云われた人物で、
いまの都知事の父上の親友にして、都知事の政治家としての師と謂われる人物であります。

末次さんを師と仰いでいた現在の新党大地の代表が、むかし“二島先行”を言い出したときには、
末次さんが怒って大喧嘩になったという逸話があると聞いています。

そして、末次さんは、わたしの父の同志でもありました。

この末次一郎さんも公職に就いたことのない、いってみれば一民間人でありましたが、
沖縄返還北方領土、各国のODAなどについて、民間人として尽力された人でもありました。

そして、大勲位と呼ばれる元・総理大臣をはじめとした歴代総理の指南役とも謂われた人です。


その歴代総理の指南役といえば、
過去には、末次一郎さんや父が師と仰ぐ安岡正篤先生がいます。

戦後の歴代総理、
吉田茂岸信介池田勇人佐藤栄作福田赳夫大平正芳中曽根康弘たちが、
安岡正篤先生を師と仰いだと謂われ、田中角栄三木武夫は例外だったそうです。

また、戦前には、五・一五事件二・二六事件の首謀者たちに影響を与えたとされ、
戦前の海軍大将・八代六郎が25歳だった安岡先生の弟子になった逸話が有名です。

このように、
戦前はともかくとして、戦後政治の中心人物(総理大臣)が、一民間人を師と仰ぎ、
薫陶を受け、ときとして時事問題や外交問題を相談していたなどという逸話は、
末次・安岡両氏を除いても、決して少なくはありません。

場合によっては、
宗教指導者に政策についてお伺いをたてていたなどという話だって、あるくらいです。

それとこれとは違うのでしょうか?

モチロン、
末次さんや安岡先生とお隣の国の大統領の友達を同等だと申しているのではありません。
ただ、政府のトップやそれに類する人たちが、一民間人に相談する構図が同じだと思うのです。
それが、いけないことだとしたら、どこで線引きするのでしょうか?

お隣の国を他山の石とするもしないも、同じ石なのかもしれませんよ。


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