世界の警察官

2016年11月10日 23:59

オバマ大統領は、
「アメリカ合衆国は、“世界の警察官”をやめる」と言いました。

そもそも、
何故アメリカ合衆国は“世界の警察官”になったのでしょうか?

“自由の国アメリカ”にとって第二次世界大戦は、
ファシズムに勝利し、悪の枢軸(ドイツ・イタリア・日本)から、
ヨーロッパとアジアを解放したのだという意識だったでしょう。

つまり、
第二次世界大戦はアメリカにとって、“自由と正義”が勝利した戦争だったのです。
アメリカ人には、この意識が長い間共有されてきました。

しかし、
太平洋戦争が終わっても、朝鮮戦争ベトナム戦争湾岸戦争アフガン戦争イラク戦争と、
世界の警察官”となったアメリカ合衆国は、休む間もなく戦いつづけました。

その間に時間が経って時代が変わりますと、
広島・長崎への原爆投下東京大空襲に対する評価も変わります。

アメリカ合衆国が勝てなかった戦争や、敗けた戦争もありました。
多くのアメリカ人兵士が犠牲となって亡くなり、膨大な経費もかかりました。

イラク戦争に至っては、イラクに大量破壊兵器が在ることを前提とした戦争でしたが、
イラク戦争には勝ったものの、イラクに大量破壊兵器は無かったことが判り、
フセインの独裁政権を倒したらイラクが大混乱に陥ってしまった結果、
国際テロ組織「イスラム国(IS)」が誕生し、世界中でテロ攻撃が始まってしまいました。
アメリカは、国民の命を失い、お金も失い、名誉も失い、安全も失ったのです。
これでは、大失敗であります。

長い間、アメリカ人のメンタリティーであった、
「自由と正義」のために戦う“世界の警察官”は、“お呼びでない”ことが解ったのでした。

ですから、
オバマ大統領は「“世界の警察官”をやめる」と言い出したのです。

そして、
次期アメリカ合衆国大統領になることが確定したトランプ氏も、
同様に発言し、「アメリカ第一主義(アメリカン・ファースト)」を主張しています。

トランプ氏は、「強いアメリカをつくる」と言っているワケですが、
「強いアメリカが、弱い国々を守ってやるよ」とは言っていないのであります。

しかし、武器をつくり武器を売りたい人たちには不人気かもしれませんね。

【戦略十訓】
・もっと使わせろ
・捨てさせろ
・無駄使いさせろ
・季節を忘れさせろ
・贈り物をさせろ
・組み合わせで買わせろ
・きっかけを投じろ
・流行遅れにさせろ
・気安く買わせろ
・混乱をつくり出せ

これは、そんな軍事企業の十訓ではありません。
「過労死」で話題の広告代理店の十訓であります。


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