カ ヨからの手紙

2016年11月05日 18:48

「身体から発見する演劇」

演劇科時代の同期が、本を書きました。

注文しても在庫切れが続いていましたが、きょう、やっと手元に届きました。

「身体から発見する演劇 ジャック・ルコック国際演劇学校 1981~83」

盛 加代子[著]

彼女は、母校の演劇科で4年間同じ釜の飯を食った同期の一人です。


1981年、彼女は単身パリに渡りました。
ジャック・ルコックの演劇学校に留学するためでした。

ボンジュールとメルシーボクーくらいのフランス語は知っていても、
「こんばんは」をなんと云うのかさえ知らなかったわたしにとっては、
フランスに留学することの困難さは、想像すらできないことでした。

それよりも、あの当時のわたしにとっては、いや他の同期にとっても、
自分のことで精一杯で、他の同期のことを慮る余裕も無かったのだと思います。


本には、
ジャック・ルコック国際演劇学校へ入学する前から2年後に卒業して、
ベルギーやスペインでの20年間にわたる劇団活動を経て、
日本に帰国して近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻准教授という
長い肩書になるまでのことが記されています。

なかでも眼目なのは、
2ヶ月間ごとの学期で、多くの生徒が落第させられると謂われている、
ルコック学校の2年間の教育プログラムの記録が載っていることでしょう。


さて、
1982年に行われた同期会でのことでした。

20数名が集まった同期会でしたが、
宴の最後に集合写真を撮ろうということになりました。

そこで、わたしが或る提案をしたのでした。

それは、
カメラに向かって右半分の人たちが「カ」と云い、左半分が「ヨ」と云って、
彼女に呼びかけている写真を撮って、パリの彼女に贈ろうというものでした。

何日か、何週間だったか憶えてはいませんが、
やがて、パリの彼女から手紙と写真が同封されたものが届きました。

彼女の本を読んでみると、
ルコック学校の1年間のカリキュラムを終えようとしていた頃だと判りました。
2年生になれるかどうか不安な日々を送っていた時期だったようです。

加代からの手紙

この写真は、
新婚旅行でパリを訪れた幼馴染みを案内して、
ノートルダム寺院に登って撮った写真だそうです。

写真の中央に写っているのはモンマルトルの丘だと、
写真の裏に説明が記してありました。


お互い、演劇科から巣立って今年で35年。

わたしには、
本にするほどの経験も実績もありませんが、
同期として、彼女のことは自慢です。

そして、
彼女が、学び、経験し、身につけたメソッドの
ワークショップを受けたいと思っている一人です。




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