「風に吹かれて」

2016年10月14日 13:14

わたしの高校は、全寮制でした。

1972年から1975年の3年間、その寮で過ごしました。

その当時、
寮の中にはいつも音楽が流れていた印象があります。

それは、拓郎であり、陽水であり、かぐや姫であり、
天地真理であり、南沙織麻丘めぐみであり、
花の中三トリオであり、
カーペンターズサイモン&ガーファンクルであり、
ビートルズや、ジョン・レノンであったりしましたが、
ぴんからトリオの「女のみち」が耳に残っていたりします。

しかし、
何故か「風に吹かれて」をよく聴いた記憶があります。
リリースされて10年ちかく経っていたはずなのにです。
誰かが、意識的に寮に流していたのかもしれません。

風に吹かれて」は、21歳だったボブ・ディランが、
アメリカ公民権運動の渦中で創った曲ですから、
いまから、半世紀以上前に創られた曲なのです。

How many roads must a man walk down
Before you call him a man?
How many seas must a white dove sail
Before she sleeps in the sand?
How many times must the cannon bolls fly
Betore they’re forever banned?
The answer, my friend, is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind


人類の犯した罪と人間の愚かさを暗喩して描いた「風に吹かれて」。
この曲は、50年以上を経てまだ歌いつづけられています。

それは、取りも直さず、
この曲が創られた当時と状況が変わっていないからなのか、
或いは、より酷くなっているからだとも云えます。


その「風に吹かれて」を歌ったボブ・ディラン
ノーベル賞(文学賞)受賞が決まったのだそうです。

或る意味で、こんな皮肉な出来事はありません。

ノーベル賞のお祭り騒ぎとは別のところで、
ボブ・ディランが歌ってきた人類の愚かさは無くなっていないからです。




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