出来ること

2016年04月18日 23:59

「祈ってる暇があったら、金贈れ!」

「避難所では、女を捨てろ!」

「今だから言える、要らなかった支援物資」

徐々に、センセーショナルな投稿が目立ってきたSNSであります。

それぞれに一理あるとは思いますが、
その投稿の基にある苛立ちや怒りを、わたしは感じます。

前震か本震だったのか、予知と対策は可能だったのではないかなどと、
テレビで、コメンテーターや専門家が議論している間にも、
間断なくつづく地震に怯え、食料不足・水不足に遭い、
寝具不足、トイレ不足、お湯不足の不便な中にいる、
先の見えない状況に置かれた被災地の人々を思って、
苛立ち、不安と怒りを覚える人々が大勢いらっしゃるのでしょう。

現地では、
事務所荒らしや空き巣被害の通報が増えているそうです。
また、被災地支援を騙った詐欺も散見されます。
悪質なデマも流されました。

避難所における、
プライバシー侵害や性的被害、騒音やペットをめぐるトラブル、
高齢者や障がい者や小さなこどもたちの劣悪な環境も深刻です。

家屋倒壊や土砂崩れの現場で、
自衛隊員やレスキュー隊員・警察官たちが行方不明者を捜索する上空で、
相変わらず旋回を繰り返しホバーリングする報道のヘリコプターの騒音。

車中泊する被災者たちが使う駐車場を占領してしまう報道の車両。

給油を待つ長い列が出来ている給油所に割り込んで給油した報道車。

あらゆる立場の人たちが、
先行きが見えない不安な感情を苛立ちや怒りといった感情に換えるのでしょう。

ドロボーも、不審者も、迷惑な輩も、無神経な人も、ある一定の確率で存在します。
それが、どんな状況下であったとしても存在するでしょう。
また、人と人のトラブルも、人と人がそこに存在する限り起こるのだと思います。
不幸なことですが、それがあらゆる閉そく感と不安の中で増幅してしまうのだと思います。

但し、被災者ではないわたしたちが、
苛立ったり怒ったりすることで、現地を混乱させてはいないでしょうか?
現地の人たちの不安を、殊更煽っていないでしょうか?

当事者にしか言えないことがありますが、
わたしたちは、当事者の代弁者ではありません。

しかし、
わたしたちは、苛立たなくても怒らなくても、他に出来ることはあります。

SNSは、
人を励ますことも、役立つことも、優しくすることもできるツールです。



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