創造的な仕事

2016年04月14日 17:44

ひとつの比喩(メタファー)ですGa、
わたしは、我が家の庭に温泉が湧くことが判れば、喜んで温泉を掘ります。
そして、出来れば地域の人たちにもその温泉に入ってもらいたいと思います。

しかし、
ご近所に、温泉なんか造られたら迷惑だと云う人がいるかもしれませんYoNe。


さて、
むかし、我が家を建てるときに道路に面した敷地を駐車スペースにして、
そこにゴミボックスを設置して、近隣のゴミ置き場として提供しようと考えました。
現在、ご近所10軒のご家庭のゴミ置き場として使っていただいております。

或る夏の日、そのゴミボックスの中を、ホースの水で洗っておりましたら、
そのゴミボックスにゴミを出しておられる、ご近所の奥さんが通りかかって、
「すみません!わたしもお掃除しなくちゃと思っていたんですよ」とおっしゃいました。

そこで私は、
「気にしないでください。ゴミ置き場のことは放ったらかしにしてますから」そう応えました。

何故かと言いますと、
ゴミ置き場を提供している家が、ゴミに関して神経質だと思われたら、
ご近所の皆さんに、ゴミを出しづらくさせてしまうと思っているからです。

ゴミが出しづらくなった人は、
別の場所をゴミ置き場として、清掃事務所に届け出てしまうかもしれません。
そうなると、どんどんゴミ置き場が分かれて増えてしまいます。

実際そういった理由で、ゴミ置き場が拡散して増えているのだそうです。
豊島区内でも、年間約500箇所のゴミ置き場が増えていると訊きました。
それは、その地域に住む人々の環境としてよいこととは思えませんし、
ゴミの回収作業を行ってくださる作業員の手間を増やして、非効率です。

ところで、
世の中には、ゴミを出す時間帯やゴミのまとめ方について指示したり、
それでも指示に従わない人がいれば、張り紙をしたり決め事を作ったり、
果ては、人の出したゴミ袋の中のチェックまで始める人がいるのだとか。

つまり、
折角ご近所のためだと思っても、ゴミを出す人たちを管理し過ぎて、
かえってゴミが出しづらいと思わせてしまうということが起こりがちです。

ですから、我が家はゴミもゴミ置き場も放っぽらかしてあります。
基本的な管理はしますが、それをなるべく近所には見せません。
それが、ご近所の負い目になってしまうかもしれないからです。

しかし、そうしていても問題は起こったことがありません。
皆さんが、自主的に配慮してくださるからです。

こういった民間や地域のことを、
自治体に依存して責任をもって管理してもらおうとするのは、
本来、行政の使い方が不適当なのではないかと、わたしは思います。

行政に管理をさせるとどうなるか?
決まりが作られて住民が縛られてしまうばかりか、公共意識は忘れられ、
本来住民の問題なのに、役所が担当する問題へと問題の主体が移ってしまいます。
そして、公僕の仕事の大半がクレーム処理に充てられるようになるというワケです。

本来、公僕(パブリックサーバント)の仕事というものは、
住民にとって便利で、満足感があり、予算が少なくて、効率的で、クレーム発生しない、
そんな魔法のような仕組みやアイデアを考えるのが、お仕事なのではないでしょうか?

「保育園落ちた、日本死ね」と云う人たちと、
「保育園はウルサイから迷惑」という人たちを、どうしたら減らせるのか、
それを考える仕事というのは、実にクリエイティブな仕事であるはずです。




スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://coachhide.blog73.fc2.com/tb.php/2710-268567e8
    この記事へのトラックバック


    最新記事