食道裂孔ヘルニア

2016年01月24日 18:00

きのうは、たのしい胃カメラ検査でした。

世の中には、睡眠導入剤を静脈注射して、
眠った状態で検査する術式もあるようですが、
自分の腹の中を見る絶好の機会を失いたくないので、
わたしは、喉の麻酔だけで検査していただきました。

まず、
口から胃の入り口である噴門までの食道を丁寧に診ます。
そして胃の内部へ入り、胃の出口である幽門の周りを診ます。
さらに、十二指腸の中に入って、入り口あたりを診ます。

もどって、
空気を注入して胃の内部を膨らませ、ヒダの間をつぶさに診ます。

食道裂孔ヘルニア

そして、これは内視鏡の先端をU字に曲げて胃の上の方を撮った写真ですが、
奥に見えるAの矢印が噴門でその先が食道につづいています。

グロテスクな写真で恐縮ですが、ある症状を知っていただくために、あえて載せました。

どういう症状かと申しますと、
胃と食道の境目である噴門が緩んだ状態である、食道裂孔ヘルニアです。

黒いチューブが見えますが、これが内視鏡(胃カメラ)などを通しているチューブです。

Aの矢印が噴門で、括約筋でとりあえず閉まっています。
Bの矢印の噴門手前の円周は、横隔膜の位置です。

つまり、わたしの噴門は、
括約筋があるAの位置と、横隔膜のあるBの位置がずれています。
食道が少し引っ張られていて、噴門横隔膜の位置より上にあるのです。

本来、AとBは同じ位置になくてはいけません。
噴門の括約筋と胃の外にある横隔膜が連動して、
噴門をしっかりと閉めていなくてはいけないのです。

ところが、
括約筋だけでは、噴門をしっかり閉めることができず緩んだ状態で、
胃液が逆流して食道の粘膜を刺激しやすい状況が起こります。

刺激されると、所謂“胸やけ”が起こりますし、常習化すれば食道炎を起こし、
食道炎が慢性化すると食道ガンを発症するリスクが高まると謂われています。

この食道裂孔ヘルニアという症状がなぜ起きるのか、原因は判っていません。
また食道裂孔ヘルニアの治療方法も、ありません。
いまはまだ、これもひとつの体質として受容し、気をつけて付き合うしかないのです。

わたしの“腹の内”、解っていただけましたかな? 

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