テッシュペーパーの味

2015年12月20日 22:38

きょうのネットニュースに、
「ティッシュって甘いんだよ」幼い姉妹、母と空腹の日々という記事が載りました。

リンクさせましたが、
いずれリンクできなくなると思いますので、記事の内容を簡単にシェアします。

長野県に住んでいる30歳の女性は、
2010年に、夫のDV被害から逃れ、9歳と8歳の女の子といっしょに家を出ました。

派遣社員として工場で働きだしました。
月収は多くて15万円ほどでしたが、うつ状態で休みがちになりました。
やがて、光熱費や国民健康保険料も滞納し始めるようになりました。

親戚や知人も余力がなく、頼ることができませんでした。
クレジットカードのキャッシングも繰り返し、すぐに返済が滞りました。

2年前の2013年にやっと、
福祉相談に応じている病院の職員に付き添われて生活保護を申請し、
うつ病が悪化して就労は困難だとして生活保護認定されたのでした。
現在は、月18万円ほどで暮らしているのだそうです。

しかし、生活保護認定をされるまでの3年間の食生活が、
この記事のタイトルに表されているように、“テッシュペーパー”まで口にした壮絶さだったのです。

白飯に、サラダ油と醤油をかけて食べたり、
子供たちは、母親に隠れてティッシュペーパーに塩をかけて噛みしめたといいます。
電気の止められた部屋で、野菜の切れ端が入った薄い雑炊を3人ですすったこともあったそうです。

以上が、簡単ですがこの記事の内容です。


さて、
わたしが、この記事を読んで採り上げたいのは、
離婚問題やDV問題や生活保護のあり方や貧困問題ではありません。

ことしの春に発表されたことですが、
この国は、世界で1・2を争うほど食品廃棄量が多い国なのだそうです。
この国では、年間1,900万トンの食品廃棄物が出ているのだそうですが、
これは世界の7,000万人が1年間食べていける量に相当するのだとか。

なかでも、食品ロスと謂われる食べられるのに捨てられてしまう物が、
500万トン~900万トンもあると謂われているのだそうです。
金額に換算したら100兆円以上になるというデータもあるそうです。

わたしの学生時代のことですが、
わたしがアルバイトしていたコンビニエンスストアから、廃棄する弁当やパン類など、
業務用のゴミ袋一杯にもらってきて金欠だった後輩たちに分け与えていました。
いまは、そういうことは出来ないようです。

皆さんは、閉店前のデパートやスーパーに行ったときに、
棚やショーウインドーに並んだ売れ残った食品をどうするのか、想像したことはありませんか?

と云っても、
わたしは、なにも生活保護を受ける必要のある人たちに、
デパートやスーパーやコンビニの残飯を分け与えよと云っているのではありません。

この国に、餓死寸前の子供たちがいる状況と、
7,000万人分の食料を棄てている状況のアンバランスを指して云っているのです。
そのアンバランスを即刻解決しなければならないのではないかと云いたいのです。

ところで、
廃棄食品を、有効に利用する智慧はないものでしょうか?
最低限の食生活を保障する仕組みは構築できないのでしょうか?

食料品等に対する軽減税率の議論も結構ですが、
貧困に対する、もっと根本的な社会の仕組みづくりを考えないといけない。
案はないのですが、・・・そう思いました。

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