アルフレッド・ノーベルのトラウマ

2015年10月08日 20:10

ノーベル

ノーベル賞ウィークと謂うのでしょうか?
連日、嬉しい受賞の報道がありました。

ところで、
今更なのですが、ノーベル賞のノーベルについて記します。

アルフレッド・ノーベル、彼はダイナマイトを発明したことで有名です。
巷には、ダイナマイトは土木作業を効率化させるため、
経済に資する道具として発明されたという伝説がありますが、
当然の如く戦争に爆弾として利用され、多くの死者を出しました。
アルフレッド・ノーベルもまた、そのことは想定していたようです。

或るとき、
兄の死を、アルフレッドの死と間違えて報道した新聞に、
「死の商人、アルフレッド・ノーベル死す」と掲載された見出しを
アルフレッド本人が目にしてしまいます。

そのことは、アルフレッドにとって大きなショックだったようです。

それが、
アルフレッド・ノーベルが、ノーベル賞を創設した動機となりました。
彼は、死の商人のイメージ・チェンジを図ったのでした。

人類は、英知をつかって様々な研究と発明を繰り返してきました。
刃物は、食料を獲ったり加工するときの便利な道具でありますが、
人類を殺める道具にもなりました。

科学や化学の発展によって、
大量破壊兵器や細菌兵器や化学兵器も作られたのでした。

「人類のために大いなる貢献をした人に贈る」
それが、アルフレッド・ノーベルの遺志だとすれば、
物理学、化学、医学・生理学、文学、平和、経済学といった、
分野を分けずに授与したらどうでしょう?

今回受賞される、
大村智・北里大特別栄誉教授などの受賞理由を聞くと、
ノーベル医学生理学賞の受賞ということでありますが、
年間、何億人もの人々を救っている薬を開発したというのでしたら、
ノーベル平和賞を併せて与えてもいいのではないかと思ってしまいます。

そういった意味では、
人類の病気を治し、命を救った化学者の平和賞は、
少なくとも、元総理の平和賞よりは納得のゆくものです。

ところで、
大村智教授が採取した土から培養された物質は、
イベルメクチン」という薬になり、動物の寄生虫だけでなく、
熱帯地方にまん延する病気に劇的な効果を発揮したのだそうです。

その土を採取した場所が、
静岡県伊東市に在る川奈ゴルフ場の周辺の土地だったというのですが、
わたしは、小学生のとき小児喘息に罹って川奈に在った施設に入っていました。
川奈のゴルフ場は、その施設の近くに在って、子供たちの散歩コースでした。

そのことが、
大村教授のノーベル賞の受賞を、なによりも他人事でないような気にさせます。


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