風前の塵

2015年10月05日 19:43

早生みかん

浜松の実家の早生みかんが届きました。

長男であるわたしは家を出て、末っ子である弟が家を継ぎました。
その弟の長男である甥っ子も結婚し、家業を継いでくれます。


さて、
「一世風靡」という四字熟語があります。

元々は、
一世を風靡する」という具合に、物事を形容する言葉でしたが、
一世風靡セピア」などの出現によって四字熟語化したようです。

一世とは、「その時代」。
風靡は、風が草木を靡かせる様子を指していますから、
「多くの人々を靡かせ従わせていること」を表しています。

世間では、
かつて一世を風靡したにもかかわらず、
現在では、分裂したり、分裂の危機にある組織が話題です。

かつての栄光が輝かしければ輝かしいほど、
そこには様々な人々が集まってきていますから、
その人たちをまとめあげるのは、容易なことではないのでしょう。

どこの話かって?

家具屋? 指定暴力団? 政党? ラーメン屋?
どこの話でもありませが、よくある話であります。

それにしても、事業承継にしても、遺産相続にしても、
一つの時代で築いたものを、次の時代につないでゆくのは、
並大抵のことではありません。

平家物語の冒頭にも、こうあります。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
たけき者も遂にはほろびぬ ひとへに風の前の塵に同じ

一世風靡も風の前の塵と同じなんですね。


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