プルースト効果

2015年10月02日 22:33

由良早生

爆弾低気圧と云われる前線が通過したので、
東京も、昨夜は一晩中強い雨と風が吹き荒れました。
また、日本各地で被害があったようです。


しかし、
きょうは午後になって青空が現れ、少々暑い一日になりました。

金木犀キンモクセイ)の香りが風に乗って漂う季節です。

毎日、自転車に乗せてもらって幼稚園に通うまご娘が、
息子に金木犀の樹の傍を通ってくれとせがむのだそうです。

こういった香りの記憶というものは、
たぶん一生忘れないものなのではないでしょうか。

脳の働きとして、
新しい記憶は「海馬」に、古い記憶は「大脳皮質」にファイルされるといいます。

記憶は、まず海馬に蓄積されたのちに、
数年をかけて睡眠中に大脳皮質に移動するのだそうです。

海馬に蓄積されるのは、具体的なエピソードですが、
大脳皮質に蓄積されたものは、抽象化された想い出です。

わたしも、
春の沈丁花ジンチョウゲ)、初夏のくちなしの花、秋の金木犀キンモクセイ)。
その香りを嗅ぐと、懐かしい記憶が蘇ってきます。

中でも、
わたしが、懐かしさを感じる香りの代表格は「早生みかん」でしょう。
早生みかん、「はやおみかん」じゃありません。「わせみかん」です。

そろそろ、各産地から市場に早生みかんが届く時季ですが、
あのフレッシュな青くさいような酸っぱいような香りを嗅ぐと、
数十年前の子供時代の今頃のことが、懐かしく想い出されます。

松茸や焼きさんまや焚火の香りも秋らしいと思いますが、
わたしにとっては、早生みかんの香りが一番です。


ところで、
「懐かしい」という単語が、ロシア語や英語にはないと云われていますが、
何故なんでしょう?



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