5歳の記憶

2015年08月25日 20:36

5歳の記憶

わたしが5歳2ヶ月だったとき、弟が産まれました。

わたしと同じ誕生日の妹は、3歳2ヶ月でした。

そのひと月ほど前から、
わたしは、徳島の父の実家に預けられていました。

父が、本土復帰前の沖縄へ農業調査に行くので、
臨月を迎える母にとって、わたしと妹が負担になると思い、
父は、わたしだけを徳島の実家に預けようと考えたのでしょう。

父の実家では、それはそれは喜んで迎えてくれたと思います。

それでも、5歳の子どもにとって、
ひと月という期間は、相当に長いものだったでしょう。

しかし、祖父も祖母も、
伯父伯母も、近所の人たちも優しく可愛がってくれました。

そして、
父の妹である叔母も、一時わたしを預かってくれました。
夫婦で食堂を営んでいた叔母は、よく中華そばを作ってくれました。
ぎょうさん食べーよ、と云って、食べると褒めてくれました。
いっしょに初めて銭湯にも行きました。

父の実家に帰るので、バスにわたしを独り乗せるとき、
運転手さんに何度もなんども、よろしくお願いしますと頼んでくれました。

きょうは、その叔母が亡くなって5年目の命日です。

わたしのまご娘が産まれたとき、
叔母は亡くなったわたしの母に代わって大層喜んでくれました。
送った写真を毎日見ていると云っていました。

あのとき生まれたまご娘は、いま5歳2ヶ月です。

まご娘にとって、
現在の記憶は、将来に亘って鮮明に残ることでしょう。


合掌


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