日本舞踊のお稽古

2015年07月13日 23:59

日本舞踊

わたくし、
これでも、むかしは俳優修行をしておりました。

演劇科の学生だったころには、
日本舞踊や狂言、バレエのお稽古もしていました。

その日本舞踊の先生は、
大流派の御曹司でしたが、残念なことに若くして亡くなってしまわれました。
御曹司のお立場でも、気さくないい方でした。

或るとき、わたしたちが渋谷の街で芝居を観たあと飲んでおりました。
わたしが、先生のお宅に電話をかけて、畏れ多くもお誘いしますと、
気軽に出かけてきて、学生の飲み会に参加してくださる方でした。

お酒がお好きな先生でもありました。

或るお稽古の最中、
わたしの後ろにまわって指導されていた先生が耳元でつぶやきました。

「おまえ、なんか酒くさいなぁ・・」
「スミマセン。ゆうべちょっと飲みすぎました」
「飲みすぎた?ナニ飲んだんだ?」
「ホワイトです」
「学生のくせに贅沢なもの飲んでんなぁ!」
「?・・・先生、サントリーホワイトですよ?」
「なんだそれ、ホワイトホースじゃないのか?」
「・・・」

先生がわたしの形を直しながらでしたが、
こんな会話をしましたのが、懐かしい思い出です。

生きていらしたら、
今頃は、日本舞踊界の大幹部におなりだったことでしょう。

そんな日本舞踊のお稽古でありましたが、
2年間で、「羽根の禿」と「松の緑」の2曲しか習いませんでした。
それも、最後まで振りを教えてもらっていないのでした。

ですから、2年間習ったのですが、1曲も踊れないのです。
“日本舞踊は難しいなぁ”という印象だけを残したお稽古でありました。


しかし、
昨日行われた姉の御弟子さんたちによる浴衣浚い。
4か月で4曲も踊りを習ったという人がいました。

曲は短くても、
最初から最後まで振りを憶えて一応踊れなければ次にはいきません。

そういう意味では、月に6回程度のお稽古で4か月4曲は、
すごい早さで踊れるようになっていることになります。

姉は、
1週間で「藤娘」を踊れるようにお稽古をしたことがあります。

上手いヘタより、早々に一通り振りを憶えさせ、
あとは何度もお稽古させるほうが上達するという考え方をします。

ゆかたざらい

そんなお稽古だったなら、わたしだって今頃1曲くらいは踊れたのですが、
このお稽古場で踊れないのは、わたしだけでした・・・。

スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://coachhide.blog73.fc2.com/tb.php/2424-34eb279a
    この記事へのトラックバック


    最新記事