FC2ブログ

中農は、草を見てから草を取り

2014年12月23日 23:59

「上農は、草を見ずして草を取り」
これは、わたしが子供の頃に父から教えられた言葉です。

農民にも、「上農・中農・下農」があると云うのです。
上農(じょうのう)は、上能(じょうのう)と言い換えてもいいのかもしれません。

農民にとって、田畑の管理で大事な作業の一つが除草ですが、
その草取りについての、教訓であり戒めです。

草が生えているのに、草取りをしないで放っておくと、
草は瞬く間に生い茂り、種子をまき散らして手が負えなくなります。
そんな管理をしている農民はダメだ謂われてしまいます。

では、草取りをしている農民は良いのかと云えば、それでは中農だというのです。
「草が生えたら草取りをするのは当たり前なことであって、
 能力のある農民なら、草が生える前から生えないように手入れをするものだ」
というのです。それが上農です。

また、
「道の草を取っている人を見かけたら、立派な農民だと思え」
とも教わりました。

田畑の草取りは当たり前ですが、
田畑の道に生えている草を取っているのですから、
当然、田畑に草は生えていないワケです。

つまり、その農民にはそれだけの余力があるということですし、
田畑の周囲の草を放置しておくと、そこから種子が飛んで、
田畑に草が生えてしまうことを知っている、
道の草を取っている人は、そういう先見の明がある農民です。
そういう人は、農作業の名人なのだと、父はわたしに教えたのでした。

ですから、
みかん畑に限らず、田畑というものは、
見る人が見れば、その農民の能力が判るものなのです。

そしてそれは、作物や田畑の状況だけが判るのではなく、
その農民の性格や家の事情まで判ってしまうことなのです。


そんな、父の教えを想い出しながら、家の周りを掃除しました。
いまのわたしは、中か下か・・・

スポンサーサイト





コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://coachhide.blog73.fc2.com/tb.php/2217-dee85527
    この記事へのトラックバック


    最新記事