砂の男

2014年11月22日 23:59

むかし父に、
山から川に、ころげ落ちた岩の話を聴いたことがあります。

川に落ちた岩は、
川の水に身を任せながら、少しずつ削られます。
時として、鉄砲水などによって下流に流されてゆきます。

山から落ちたばかりの岩は、
ごつごつして、角が尖っていますが、
それが、川の流れや上流から流れてきたものにぶつかりながら、、
その角から先に少しずつ削られて丸くなるのだとか。

ですから、岩の形を見れば
川の下流か上流かが判るのだそうです。

何年、何十年、何百年もかけて削られ流されて、
岩は少しずつ下流に移動してゆきますが、
その岩が元々大きな岩でなければ、
中流で石になってしまうのだと謂うのです。

だから、
生まれたときは、ごつごつしていても、
それも自然と角が取れて丸くなる。

問題は、そのスケールが、
元々大きいかどうかなのだと言うのでした。

してみると、わたしなどは、
元々ごつごつはしていても、所詮ちっぽけな小石でしょう。
既に砂のようなものだと、思います。

砂は、早く海に辿り着きます。


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