逢魔時

2014年11月13日 22:03

逢魔時

逢魔時(おうまがとき)という時間帯があります。
日没後、夕焼け空が藍色に変わり、闇になる頃を指します。

逢魔時は、大禍時(おおまがとき)とも書きます。
魔物や魑魅魍魎や災禍に遭う時間帯だという意味で、
そう呼ばれるのだそうです。

わたしが子供の頃は、この時間帯まで外にいると、
サンカが来るよ」「サンカに連れてかれちゃうよ」などと、
大人から脅かされたものです。

実際に、
子供の頃、夕暮れまで川岸で遊んでいて、
川の向こう岸で、ジッとこちらを見ている男の人に遇ったことがあります。
その様子から土地の人ではなく、都会の人でもないと思いました。
わたしと顔を合わせて暫くすると、素早く岩と岩の間を走って行ってしまいました。
走るといってもそれは飛ぶようで、まるで忍者のようだという印象を残しました。

おとなになって、
山窩(サンカ)小説家と呼ばれた人のまご娘と結婚することになるとは
思ってもみませんでしたが、このようにわたしは、子供のときから
サンカ」と呼ばれる人たちのことは、聞いて育ったワケです。

しかし、
義理の祖父が記した研究が、真実だけを書いたものかどうかは
判りませんが、サンカと呼ばれる人たちは実際にいたのも事実でしょう。
その人たちは、犯罪者でも魑魅魍魎でもありません。
定住しない独特の文化と生業をもつ、放浪民です。

ホントの魔物や魑魅魍魎は、都会の雑踏の中にいます。
逢魔時になると何処からともなく現れて、
欲望をエネルギー源にして徘徊を始めます。

赤坂辺り、六本木辺り、虎ノ門辺り・・・永田町辺り。


夜がまた来る 思い出つれて 
俺を泣かせに 足音もなく・・・

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