うらぼんえ

2014年06月30日 23:59

うらぼんえ

きのう、おせがき(お施餓鬼)のことを書いたことから思い出し、
うらぼんえ」という短編小説を読み返そうと思い、
埃の積もった書棚をクシャミをしながら文庫本を探しました。

うらぼんえ」は、
浅田次郎さんの短編小説です。

所謂ピカレスク物や琴線に触れる短編群から始まり、
「小説の大衆食堂」を自認するほど幅の広い作風で、
時代小説や歴史小説の分野までその裾を広げる
小説家・浅田次郎

ピカレスク物よし、短編よし、長編よし、時代物、歴史物また良し。

わたしが、むかしの一時期、浅田次郎さんの小説に嵌り、
かみさんが、読んでは思いを語る夫に嫌気が差したことがありました。

浅田次郎の「ラブ・レター」と、連城三紀彦の「恋文」を比べて論じ、
もし、自身の身に同じようなことが起こったらなどと話すのですから、
かみさんが、呆れるのも無理はありません。

ところで、
浅田次郎さんの傑作を挙げよと云われたら、困ります。
まずもって、傑作かどうかを判定する資質など持ち合わせませんし、
あまりにも、広い分野の小説を書いていらっしゃるワケですし、
多作の小説家です。

しかし、わたしが、影響を受けた作品を、あえて3作挙げるなら、
角筈にて」「ラブ・レター」「天国までの百マイル」でしょうか。

いずれも、自身の人生と重ねて読んだからでしょう。


そういう意味では、
うらぼんえ」は、印象が薄い作品でした。

しかし、
ここにきて、俄に思い出される作品です。

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