隆三さん

2014年06月09日 23:59

林隆三さん

芝居には、正解がありません。

スポーツと違って、
一等賞・二等賞が決められません。

だから、
わたしは、ブログに芝居や料理の感想などを書かないことにしています。

でも、
芝居を創っている者たちは、
いつだって「コレが正解だろぅ」と思っている節があります。

だからと云って、正解はハッキリしているワケでもなく、
ほとんどの芝居は、混沌の中に埋もれているのです。


さて、むかし、
わたしの若い頃の苦い想い出なのですが、
或る芝居を観たあとで、主演した俳優を前に、
演出の酷さについて、生意気にも、
わたしが大演説をやらかしてしまったことがありました。

共演していた他の二人を含めて4人で飲んでいる場でのことでした。
共演者の一人は、最後までつきあってくれましたが、
もう一人は、わたしの云ったことに怒って、帰ってしまいました。

しかし、
「言ってくれたことを参考にして演るから、もう一度観に来てよ」
主演した俳優は、わたしにそう云ってくれました。

そこで、わたしもムキになって、また観に行きました。
そして、また飲みました。
若気の至り極まれる、恥ずかしい想い出です。

いまでしたら、わたしだって、こんな厄介な観客は相手にしないで、
「芝居に“正解”は無いのだ」と、突き放すだろうと思います。

しかし、あのとき隆三さんは、
わたしに面と向かって、対峙してくださったのでした。

隆三さん
それは、林隆三さんのことです。

苦い想い出です。

隆三さんの器量に助けられましたが、
いまでも赤面する、想い出です。

いつか、どこかでお目にかかることがあったら、
あのときのことを、謝ろうと思っていました。

でも、
この世のことが、この世で解決しないことは、あるものですねぇ・・。

仕様がありませんから、
いつか、あっちに行ったら、謝ります。

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