静かに眠る

2014年03月02日 23:59

法事

わたしが19歳のときに、わたしの母方の祖母が亡くなり、
その翌年20歳のときに、祖父も、祖母の跡を追うように亡くなりました。

葬儀は、日蓮宗の寺で営まれました。
この寺は、縁戚にあたります。

祖父の葬儀のときには、
境内に、何処かの老人ホームの遠足かと思ったほど高齢な皆さんが数十人集いました。
皆、小学校の校長を務めた祖父の教え子の皆さんたちでした。

それまでわたしは、
人を看取ったこともなく、葬儀も法事も非日常だったのですが、
祖母を看取り、祖父を看取り、
通夜、告別式、四十九日忌、一周忌、三回忌を繰り返すうちに、
日蓮上人をはじめとして、宗教に興味をもちはじめました。

本を読み、映画を観て、経を憶えました。
そうすると、祖父母にまた逢っているような気がしたのでした。
慰めだったのでしょう。


きょうは、清水の興津に行ってきました。
去年亡くなった伯母の一周忌と十三回忌を迎えた伯父の法要がありました。

その読経を聴きながら、そんなことを思い出しておりました。

近年、火災に遭って全焼したというお寺ですが、
いまでは、立派に再建された本堂です。

遠く甲州へとつづく身延道(国道52号線)と、
東海道線、新幹線、東名高速道路の往来、
駿河湾、富士山、伊豆半島、三保の松原を望み、
暮らした町と、子や孫やひ孫たちを眺めながら
静かに眠っている人たちに、慰められました。


ところで、
きょうは、かみさんの57歳の誕生日。

わたしたちは、もう少し生きてみます。

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