偽装みかん

2013年11月15日 23:59

隔世の感があります。

1975年(昭和50年)、
わたしが農業高校を卒業した年に、全国で収穫された温州みかんの生産量は、
366万トンという、過去最高の生産量を記録しました。

1958年(昭和33年)には全国で収穫された温州みかんは75万トンでしたから、
17年間で、5倍の生産高を記録したことになります。

その影響で、
農家は収穫したみかんを廃棄したり、収穫しないで放置したり、
離農したり、自殺したりする農民も現われました。

綺麗で美味いみかんが、安く食べられる時代になったということは、
農家にとってみれば、こういう側面でもあったワケです。

温州みかんは、値崩れして、
生果で流通するだけでなく、果汁や缶詰用に加工されて流通しました。

オレンジが輸入されても、オレンジジュースと温州みかんの果汁は、
いわば別物として消費されていました。

オレンジジュースと記された商品の中身に温州みかんが混入されたことは
あったと思いますが、その逆はなかったと思います。

つまり、オレンジジュースとみかんジュースでは、
オレンジジュースの方が高級で高値だったのです。

当時オレンジジュースは、関税をかけられた高級品でした。
それに、温州みかんより柑橘系の香りがつよく重宝がられていたのでした。

2013年収穫

ところが、
このところ世間を賑わせている偽装表示問題の報道でちょいと驚いたのは、
日本でも一・二を争う高級ホテル、日本の三大ホテルの一つと謂われるホテルで、
行われていた偽装の内容が、「100%みかんジュース」だと云っていたジュースに、
「オレンジジュース」を使用していたことが発覚したというものでした。

「温州みかん」のジュースと偽って「オレンジ」のジュースを混入していたとは、
時代も変われば、変わるものです。
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://coachhide.blog73.fc2.com/tb.php/1799-6633dd32
    この記事へのトラックバック


    最新記事