「旅人よ」

2013年10月28日 22:31

風にふるえる 緑の草原

たどる瞳かがやく 若き旅人よ

おききはるかな 空に鐘がなる

遠いふるさとにいる 母の歌に似て

やがて冬が冷たい 雪を運ぶだろう

君の若い足あと 胸に燃える恋もうずめて

草は枯れても いのち果てるまで

君よ夢を心に 若き旅人よ



著作権に抵触するかもしれませんが、お許しください。
これは、「旅人よ」という曲の歌詞です。

作詞・岩谷時子、作曲・弾厚作、演奏・加山雄三とザ・ランチャーズ
1966年(昭和41年)発売の曲です。

わたしは、小学4年生でしたが、
夏休みが終わった頃から喘息の発作が出て学校に行かず、
朝と昼に、テレビで「おはなはん」を観て過ごしておりました。

秋のことで、台風や低気圧が近づくと発作に見舞われて、
かなり息苦しい思いもいたしましたが、発作が出なければ
至って元気な小学生なのでありました。

しかし、
昼間に農園で重労働をして、また夜鍋をしていた両親にとって、
唯一身体を休める時間帯に発作を起こす子どもがいることは、
一家の死活問題にも直結する一大事だったのかもしれません。

わたしは、小学校の先生の紹介で、
喘息の子どもたちが収容されている施設に行くことになりました。

母と、母方の祖父が施設まで送ってくれました。
黄色や赤い落葉が絨毯のように落ちて積もった道を歩いて門を入りましたから、
晩秋だったと思います。

毎日、夜になると布団を被って泣きながら眠りました。

旅人よ」は、その時流行っていた曲です。

なぜ、わたしの耳に残ったのか判らないのですが、たぶん、
起床や消灯を知らせる音楽として、レコードを掛けていたのでしょう。
この曲を聴くと、あの当時の、あの季節の冷たい風を想い出します。

しかし、それはなぜか・・・、
わたしには、応援歌のように聴こえていたのでした。


岩谷時子さんのご冥福をお祈りします。

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