「黒木太郎の愛と冒険」

2013年10月24日 06:14

黒木太郎の愛と冒険

きょうの未明、
眠れないときのクセで、日本映画専門チャンネルを点けましたら、
ちょうど、映画が始まるところでした。

黒木太郎の愛と冒険」という映画で、
ATGの映画らしいのですが、わたしの記憶にはない映画でした。

それでも、ボーッとしながらオープニングクレジットを観ていましたら、
主演が田中邦衛さんらしいので少々興味をもちましたが、
財津一郎倍賞美津子伴淳三郎清川虹子沖山秀子小沢昭一三國連太郎
緑魔子杉本美樹岡本喜八火野正平殿山泰司井川比佐志・・
といった錚々たるキャストに断然興味を沸かせたところで、更に驚いたのは、
なんと、キャストに先日亡くなった従姉の名前が載っていたことでした。

森崎東監督作品で、1977年に公開された映画ですから、
彼女が24歳の年だったはずです。

さて、
黒木太郎の愛と冒険」という映画ですが、
そのタイトルから、松竹の喜劇映画のようなものを想像していました。
なるほど、観ようによっては“喜劇”には違いありません。

しかし、
この映画にこめられた、戦争への憎悪と絶望的な憤怒のメッセージは、
眠れないからではなく、わたしを覚醒させました。

この、ふざけたような、またお気楽にも思えるタイトルこそ、
当時の世相に対する作者の挑発だったのかも、しれません。

そして、調べていて判ったのですが、
森崎東監督の実の兄上は、終戦直後に割腹自殺されたのだそうです。
その兄上が遺された『遺書』という本が、映画のなかに登場します。
その『遺書』という本を出版したのが、亡くなった従姉の父、
つまり伯父が経営していた出版社だったのです。


遺書 (1971年)遺書 (1971年)
(1971)
森崎 湊

商品詳細を見る

スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://coachhide.blog73.fc2.com/tb.php/1776-e1095906
    この記事へのトラックバック


    最新記事