演劇の純粋化運動

2013年09月16日 19:40

ゆうど②

目白駅から向かって、目白通りの下落合三丁目の信号を右折すると、
目白界隈で「徳川さん家」と謂われている
徳川黎明会」や「徳川ビレッジ」の敷地が在ります。

その手前に在る路地を左に入ると、
土壁に囲まれ庭園を配する、古民家が在ります。

土壁と門は、どこか亜細亜ンチックな南方の雰囲気ですが、
日本風の庭園で、建物は古い和建築といった佇まいです。

ゆうど①

この古民家は、「ゆうど」というギャラリーですが、
きょうは、演劇公演が行われていたので、かみさんと観てきました。

ゆうど③

主宰者は、我が家を度々訪ねてくれる後輩のZ君。
今回の企画では、演出と出演を兼ねたプロデューサーです。

上演は、作・川上弘美「花野」、作・岸田國士「紙風船」の二作品。

ゆうど④

「花野」は、
いま現実のなかで、わたしたち夫婦が直面している人の“死”
ということについて、作者の不思議な文体の雰囲気のなかで、
想像しながら、観せてもらいました。

ゆうど⑤

「紙風船」は、
結婚して僅か1年ほどしか経っていない夫婦の、休日の会話劇です。

演劇の純粋化を目指していたとされる、劇作家・岸田國士のことは、
わたしにとっては、ルナールの「にんじん」の翻訳家という認識から始まり、
学生時代には、文学座の創設者という認識に変わっておりましたが、
実存主義演劇だ、不条理劇だ、ブレヒトだ、という時代にあって、
その作品を、「おとなしいなぁ・・」と思って、魅力を感じませんでした。

それが、
最近、セリフが妙に腑に落ちるのは、どういうワケでしょう?
わたしが、それが解る齢になったということなのでしょうか?

だとしたら、
この作品を演じている、若い4組8名の俳優たちはナンなんでしょう?
わたしが、不純なんでしょうか?

ゆうど⑥
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