ホスピス前夜

2013年09月10日 23:59

面会時間が終わるぎりぎりに行ったのですが、
先ほど病院から、かみさんが帰宅しました。

面会時間はとうに過ぎていたはずなのですが、
病院も大目に見てくださったのか、
夕方からずっと二人だけで話ができたのだそうです。

きのうは、ベットから起き上がれず、話し掛けないと応えなかったのに、
きょうは比較的元気で、ベットに上体を起こして数時間話したのだそうです。

使う薬が定まらなくて、日々薬を替えていることで
状態が変わるのかもしれません。

しかし、話すと云っても、
時間が余り残されていないと自覚している人の話は、
聴くことは出来ても、気持ちを解ってあげることはなかなか出来ません。

7月中旬に体調不良で病院に行って検査を受けたら、
再検査を指示され、再検査をしたら即入院を勧められて、
あれから、まだ2ヶ月も経たないのに、いまはもう、
「明日はホスピスへ入れるだろうか」という会話をしているのです。

二年前に、同じような経験をした友人がおりましたが、
わたしが、友人の気持ちをどれだけ理解していたかと云えば、
ほとんど解ってあげられなかったと云っていいでしょう。

かみさんにとっても、
いてもたってもいられないという葛藤がつづきます。

しかし、
本人は、痛みがある所為か、かえって意識がそちらに向かうために、
生死について思いをいたす余裕がないのかもしれません。

痛みが緩和されれば、そのことに向き合わなくてはなりませんが、
多分、まだそれを受容することは出来ないでしょう。

いまは、
薬が効いて、今夜は深く眠っていてくれることを願うのですが、
わたしたちは、眠れません。
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