FC2ブログ

五の間

2020年01月15日 18:39

五の間

「雑司が谷 寛」は、かつて祖父・三角寛が暮らした三浦家の自宅でしたが、
住宅の裏に、「演房」と名付けられたお芝居の稽古場が在りました。

祖父・三角寛がこの家を買ったときにはメリヤス工場だった建物を改修し、
祖父は漬物や梅干と作る作業場にしていたようです。

その当時大勢いた書生やお手伝いさん達を使って1,730種にも及ぶ大量の漬物を作り、
そのレシピを「つけもの大学」という本にしました。

つけもの大学

三角寛の死後、
その漬物工場だったのをお芝居の稽古場に改修し「演房」と名付けたのは父・三浦大四郎です。

「演房」は、本田延三郎さんが創立したプロデュース団体「五月舎」の稽古場でした。

五月舎は、数多くの名作舞台を創りましたが、
井上ひさしさんの「雨」、水上勉さんの「はなれ瞽女おりん」、「越前竹人形」などは、
「演房」で稽古した作品です。
(演出はいずれも木村光一さん)


稽古場には、演出家や俳優をはじめ劇作家もやってきて、
稽古の合間に我が家の茶の間は休憩所になったのでした。

我が家の茶の間だった部屋は「雑司が谷 寛」の五の間といわれている部屋です。

そのむかし、演出家や劇作家や俳優たちが集い、
茶をすすり、煙草をふかしながら芝居の話をしていた部屋です。




スポンサーサイト





最新記事