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早生みかんの香り

2019年10月31日 19:12

由良早生

きょう、実家から極早生品種の由良早生みかんが届きました。


秋は香りが記憶される季節です。

プルースト効果です。

脳の働きとして、
新しい記憶は「海馬」に、古い記憶は「大脳皮質」に記憶されるそうです。

記憶は、まず海馬に蓄積されたのちに、
数年をかけて睡眠中に大脳皮質に移るのだといいます。

海馬に蓄積されるのは、具体的なエピソードですが、
大脳皮質に蓄積されたものは、抽象化された想い出です。

わたしが、懐かしさを感じる香りの代表格は「早生みかん」ですが、
毎年のことなので、具体的な記憶ではなく抽象的な記憶です。

但し、その香りから想い出す家はいまの実家ではなく、もっと旧い、
父と母が開拓生活をしながら、わたしたちを育ててくれたブロックの家です。



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スーパーボール

2019年10月30日 23:59

どっちの手に持ってるか?

「どっちの手に持ってるか?」

笑いながら、さんざん遊んで、
口に入れるので何度も注意したスーパーボールがわたしの机に残った。

今朝5時58分(アメリカ西部時間13時58分)、
大幅に出発が遅れた飛行機は、無事ロサンゼルス国際空港に到着した。
約10時間のフライトだった。


さて、またわたしの日常が始まった。

といっても、
立川拘置所へ面会に行くことが日常というワケではない。

初めての、立川拘置所。

自身が拘置所に入ることを想定したことはないが、
拘置所に面会に行くことだって想定していなかった。

だが、仕切りの向こうとこっちの立場の差は大きいが、
人間として、わたしがなにか優れているワケでもない。

もしかして、
わたしが人生の岐路を違う道に歩んでいたとしたら、
仕切りの向こうにいたかもしれないとも、思う。

スーパーボールのように、
何処に当たって、何処に跳んでいったかも判らない。


友人の再生に向け、裁判で証言に立つ約束をした。
後見人になることも引き受けることにした。

来月の公判を待つ間、総括と反省の日々はつづく。


夢のとき

2019年10月29日 23:01

バイバイ!

このひと月ちかくの間に、
台風15号が去った後、台風19号を迎える準備に明け暮れ、
台風が来る前に家族を避難させ、台風の夜は徹して家を守った。

台風19号が過ぎ去ってみれば、「台風一過」と呑気なことが言えぬほどの、
日本各地の被災状況に愕然とした。

そして、
被災地に降りつづいたその後の大雨には“神も仏もいないのか!”と思った。

自然の猛威だとか、自然には逆らえぬなどと評する気にもなれず、
平穏に台風を見送った身としても、自然の理不尽さに畏れおののいた。


だが、
わたしたちにとって、このひと月近くの時は、夢のような時間だった。

10月3日に帰国した息子の嫁と孫と過ごせたからだが、
嫁の実家でも、台風が来る前に避難所へ逃げなければならなかった。

わたしや嫁の知人・友人の家や縁故のある人たちも床上浸水の被害に遭った。

前途を悲観するしかないような惨状を目の当たりにした被災者の方々が、
テレビのレポーターのインタビューに応えているのを見るのも辛い。

一方、
被災地に乗り込んで作業している人たちに対して後ろめたいと思う。
申し訳ないような気持ちになりながらも、頬被りした。

隔世のような幸せな孫との時間に現実逃避を決め込んだ。
そして、孫の匂いを嗅ぎながら、諸行無常を思った。

この時間は、二度と繰り返されることはないのだ。


明日からは、またわたしの日常が始まる。
目の前にある自身の役割に集中しなければならない。

やがて冬が来る。
だが、やがて春が来ることを信じたい。

その頃になれば、嫁と孫もまた帰ってくるだろう、と思いながら。


むぅむぅの子守歌

2019年10月28日 17:29

ベアトリ姉ちゃん

さて、貴方がこどもの頃に聴いた子守歌はなんですか?

では、貴方がこどもに歌ってあげる子守歌はなんですか?

わたしは「ねんねんころりよ」を聴いて育ちました。
でも、いつも歌っているのは「ゆりかごの唄」です。

こどもが大きくなってしまってから、
夜中に独りナイトキャップしながら「ゆりかごの唄」を歌うと、泣けます。


かみさんにとっての子守歌は、
一昨年亡くなったむぅむぅ(義父)に歌ってもらった「ベアトリ姉ちゃん」だそうです。

エノケンが大好きだったむぅむぅの十八番だったようですが、
エノケンの「ベアトリ姉ちゃん」の歌詞はこんな感じであります。

 娘よ ベアトリチェ
なぜそんなに寝坊なんだ
さあはやく起きないと
もう夜が明けてるぜ
歌はトチチリチ トチチリツン
歌はトチチリチ トチチリツン
歌はベロベロベ ベロベロベ
さあはやく起きろよ


「寝かしつけるときにこれを本意気で歌うもんだから、こっちは眠れないわよ」
かみさんはそう言います。

そもそも、「さあはやく起きろよ!」って?

エノケン (2)

ご飯

2019年10月27日 18:41

炊き立て

炊き立てのご飯です。
「人世最後に何が食べたい?」という設問に、
「ご飯」と答える人は多いでしょう。


さて、
戦中の1942(昭和17)年2月21日に制定された「食糧管理法」では、
11歳から60歳までの人間に330グラム、つまり2.3合が配給されました。

配給制度以前の昭和10年から14年の5年間の全国の平均では、
一日一人あたりの米の消費量は508グラム(3.57合)だったそうです。

食糧難・栄養不足というイメージがある戦中でも2合以上、
自由に米が買えた頃には3合以上も食べていたワケです。

むかしは、
米の飯を食べるために主菜・副菜があったようなものです。
梅干や佃煮や塩辛い魚などで、毎食1合の飯を食べていたのです。

さて、
飽食の時代と謂れて久しい昨今、わたしたちは一日にどれくらいの米を食べているでしょう?

我が家では、1合あれば夫婦二人で一日分が足ります。

このように、
米(炭水化物)の摂取量が減っているのに、糖尿病患者が増えているのは何故でしょう?

その意味では、糖尿病とご飯の量は関係ないんじゃないかしら?


日本人にとってはDNAに組み込まれた米の飯です。
日本こそ本当の“米国”なのであります。

ごはん


ブリリアホール

2019年10月26日 19:35

ブリリアホール

豊島区は、公会堂を壊して新しい劇場群を建てた。

その代表的な劇場が
ブリリアホールだが、正式名称は「東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

きょうは、そのブリリアホールの杮落とし公演の一つ、
としま区日本舞踊家集団による日本舞踊公演「華麗なる彩り」が上演された。


ところで、
行政が作った劇場によくあることだが、建物ばかり贅沢で立派で豪華というヤツ。
使う制作者やスタッフや実演者の使い勝手が後回しになって、使いづらいというヤツ。

一部の客席から舞台の一部が観えなかったりするとか、
座席のシートが豪華過ぎて、上演中に観客が眠くなってしまうとか、
女性トイレが少なくて、短い休憩中長蛇の列になりやすいとか・・・。

この劇場も、
稽古中に「楽屋に敷く“定敷”を貸してください」と劇場の人に頼んだら、
「舞台に敷く“定敷”は有りますが、楽屋用はありません」と断られたのだとか。

“定敷”というのは、畳表のようなゴザの敷物。
舞台袖や楽屋などで着替えるときに敷いて使う。

後から、改善されて借りられたのだそうだが、“定敷(じょうしき)”に舞台用も楽屋用もない。
日本舞踊の支度をするのに、楽屋に畳が無ければ“定敷”を敷くのは“常識”なのだ。

きょうも「タバコが吸えるところはありますか?」と訊いた知人がいたが、
「駅前に喫煙所が在りますから、そちらで」と言われたという。

事程左様に、新しい劇場が建っても、不便なことはつづく。

「仏作って魂入れず」という言葉があるが、立派な建物は出来た。
これが“真の劇場”になるかどうかは、劇場と制作者とスタッフと実演者次第だ。

ブリリアホール舞台


「春でもないのに」

2019年10月25日 23:59

春でもないのに

1991年に、
「世界こどもサミット」というイベントが代々木第二体育館であった。

日本・アメリカ・ソ連のこどもたちが集い、
当時人気絶頂だった若花田・貴花田、野球界の長嶋茂雄氏、サッカーのペレ氏など、
スポーツ界のスターたちが集まった。

そして、日ソ首脳会談中だったソ連のゴルバチョフ大統領と海部総理が、
サプライズ登場した。

そのイベントの開会宣言を、中村屋の勘太郎(現・勘九郎丈)・七之助“ちゃん”たちがやり、
わたしは、そのお二人のアテンドをした。

客席では、かみさんと二人の息子も観ていた。

そのイベントの演出が劇団鳥獣戯画知念正文さんで、わたしは演出助手だった。

28年も前のことだ。


さて、
きょうは、その劇団鳥獣戯画公演「春でもないのに」を観に行った。

知念さんは、
相変わらず作・演出・振り付けと出演をして、今回はギターを弾き歌っている。

舞台監督のNさんは、むかし何本も演出部の仕事をいっしょにやった仲だ。

だから観に行ったということもあるが、
うちのメロンパン屋の店長がゲストでギターを弾いて歌うというので聴きに行ったのだ。

“俳優でもないのに”・・・

知念正文


鬼のいぬ間

2019年10月24日 22:17

酒

ゆうべは、
友人が台風19号で被災した水戸の親戚から戻ってきたので、
息子の嫁の実家からもらった焼酎を一本、うっかり空けてしまうところだったが、
うちにあった焼酎に切り替えて飲んだら、案の定きょうはアルコールが残った。

ところが、
今宵は、かみさんが留守だし、嫁と孫は泊まりに行ったし、今夜は冷えるし、
久しぶりに独り日本酒を迎え酒にした。


ところで、
台風19号以来、Facebookに日常を投稿することが躊躇われる。

歴史的な即位の行事も、被災地と被災者のことを考えると観る気になれない。


これはまだ三本目だけど、これが適量。これを飲んだら寝る。


金木犀の想い出

2019年10月23日 13:00

金木犀

まだ、金木犀の香りが風に乗って漂っています。

その金木犀の香りで想い出すことがあります。

むかし、
息子が毎日自転車の後ろにまご娘を乗せて幼稚園に送っていた頃、
金木犀の樹の傍を通ってくれとまご娘にせがまれると云っていたことをです。

香りは想い出に直結します。

このように、
特定の香りと結びついている記憶や感情がよみがえることを、プルースト効果と言います。

人間にとって臭覚の記憶は強く脳内に残されるようです。

直近の具体的な記憶は海馬というところに蓄積されますが、
やがて2年ほど経つと抽象的な記憶となって大脳皮質に蓄積します。
そのとき、臭覚の記憶も大脳皮質にファイルされるのだそうです。

やがて時が経って、その香りを嗅ぐと、
その刺激によって、その香りと結びついた記憶が即座に引き出されるというワケです。

2年間以内の記憶ならば海馬から引き出される具体的な記憶でしょうし、
2年以上経つと、大脳皮質から引き出された抽象的な記憶としてでしょう。

ですから、
金木犀とまご娘の想い出は、大脳皮質の記憶から引き出されたものです。

息子も、先日金木犀の記事をブログに記していました。
まご娘も、いまごろ幼稚園のことを想い出しているでしょうか?


恩赦

2019年10月22日 17:29

来月中旬、
初公判が予定されている友人が立川拘置所にいる。

罪を認め、償い方を模索し、
どうしてこのようなことになったのかを考え、
二度と繰り返さないためにはどうしたらいいか、
この先、如何に生きてゆくか考えるようになったらしい。

所謂、反省をしているわけだ。

弁護士からそう聴いたので、
面会に行こうと思い、立川拘置所に問い合わせをすると、
きょうは祝日なので面会は出来ないとのこと。


さて、
きょうは「即位礼正殿の儀」が行われた。

政府は「即位礼正殿の儀」に合わせて、
約55万人に恩赦を実施するのだという。

恩赦の対象者の大半は、
罰金刑を受け資格を制限された人の「復権」だ。

過去の対象規模は、
1989年の「昭和天皇大喪の礼」約1017万人、
1990年の現・上皇陛下の「即位の礼」約250万。

対象になる犯罪の種類や対象人数は異なっても、
恩赦は司法で確定した判断を行政が変更してしまう。

三権分立の見地から問題だと思うし、
罪を認め、罪を償う機会を毀損しはしないか?


取材

2019年10月21日 16:55

三角寛

きょうは、取材を受けました。
或るテレビ番組の取材です。

かみさんの祖父・三角寛と、
父・三浦大四郎の取材です。


戦後の1948年(昭和23年)2月、
池袋東口に映画館「人世坐」を開業した三角寛は、
巣鴨プリズンに翻っている星条旗の向こうを張って、
人世坐の屋根に日章旗を掲揚しました。


その三角寛が亡くなったあと、
文芸坐」に復帰した三浦大四郎は、絶妙な番組編成と
斬新な映画特集やイベント企画で映画ファンを虜にし、
稀有な名画座を創り出しました。


三角寛三浦大四郎
ともに池袋という街に果たした役割は小さくありません。


本格取材の日程や具体的な番組名については、あらためて。

大四郎

日本対南アフリカ

2019年10月20日 19:49

日本対南アフリカ

きょうは、日本対南アフリカ戦。

このところ、
明るい話題は、ラグビーW杯だけかもしれない。

なんとか勝ちあがってウェールズと準決勝を戦って、
是非、日本を元気づけていただきたい。


しかし、
このところ連日ハードワークだったので、
疲れがピークに達し、睡魔に勝てるかどうか判らない。

したがって、わたし独りだけノーサイド。

日本チームの健闘を祈る。





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