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問答無用

2019年07月19日 17:59

「パクりやがって・・・」

「小説を盗んだから」

まだ、動機や真相が判らないが、
もし、パクられたり小説を盗まれたとしても、普通はガソリンを撒いて火を点けたりしない。

この犯行の動機が発言の通りだとしたら、
その動機と行動と、そしてその結果には、大きな落差がある犯行だと思わざるを得ない。

モチロン、
大きな落差がなければやってもよいというワケじゃないが・・・。


2か月前の5月に川崎市登戸で起こった無差別殺傷事件。
小学生の女の子と保護者の男性が死亡し、18人が負傷。

あの登戸事件でも同じことを思ったが、
問答無用に無差別に人を殺傷してしまおうという思考と行動傾向が顕著な気がする。

だとすると、
その動機や行動は別だとしても、同様の傾向の犯行は、この先にも起こるのではないか?

そんな風に考える。


いつものように散歩に出ると、
雑司が谷鬼子母神堂の境内の鬼子母神像の左隣に、山岡鉄舟が揮毫した石碑が建っている。

石碑には、上野の山で新政府軍と戦って死んだ彰義隊士たちを顕彰する碑文が刻まれている。



その昔、鬼子母神の参道在った茶屋「茗荷屋」に集まっていた志士たちが彰義隊を結成して、
新政府軍に最後の抵抗戦を挑んで上野の山で散った。

元は同じ幕臣である抗戦派の者たちを説得しようとした勝海舟山岡鉄舟といった恭順派の人たち。

抗戦派だけではない。
江戸無血開城のために、駿府まで迫った新政府軍の西郷隆盛との直談判に出向かせた勝海舟と、
出向いた山岡鉄舟。

開国か攘夷か、徳川か討幕か、抗戦か恭順か、
様々な考え方や生き方の違いを超えて、お互いを解かっていたであろうことが判る碑文が物悲しい。

衆生心水清 菩提影現中(衆生の心が水のように清ければ、おのずと菩薩の影が中に現われる)

きょうは山岡鉄舟の命日。

人と人、政治家と政治家、民族と民族、国と国、
話し合いや理解や交渉や説得や談判は面倒くさいが、問答無用に放棄してしまう傾向を憂う。

山岡鉄舟の揮毫



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