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お掃除のオジサン

2019年07月10日 18:18

2002年6月のことでした。

学生時代の友人で、
イリュージョニストデューク松山から電話をもらいました。

「明日、帝劇でゲネプロをやるんだけど観にこない?」

そこで翌日、
依頼されていた取手でのセミナーを終えてから帝劇に向かいました。

帝劇の舞台では、ジャニーズ事務所堂本光一主演ミュージカル
「SHOCK」のゲネプロ(通し舞台稽古)の準備をしている最中でした。

デューク松山は、この作品のイリュージョン場面の演出を担当していました。
彼は、客席の演出家席から舞台装置と動きのテクニカル・チェックをしながら、
キャストやスタッフにマイクで指示を出していました。

わたしは、演出家席から少し離れた後方の席に座って観ていました。

すると、客席の通路を行ったり来たりしている年配の男性がいます。
しばらくは気に留めなかったのですが、演出家席の目の前の辺りでも
ウロウロしているので、やがて気になってきました。

なにか・・・、お掃除のオジサンが片付けものや掃除をしているようでした。

ただ、テクニカル・チェックとは言え、
演出しているデューク松山は気になるのではないかと思ったのです。

しかし、やがてテクニカル・チェックは終了し、ゲネプロが始まりました。


この公演は、
初演時に「帝劇でジャニーズの堂本光一が初座頭」を勤めると話題になり、
堂本光一の大胆なアクションとイリュージョンの魅力で再々上演の舞台でした。

ゲネプロが終わって、
デューク松山に「あそこに邪魔な人がいて気になっただろ?」と訊くと、
「あれがジャニーさんだよ」と教えてくれました。

ジャニー喜多川さんは、
オーディション会場でも存在を隠したり、清掃員の恰好でわざとゴミを落とし、
オーディションを受けにきた若者たちの反応をチェックすることがあったと、
今朝のワイドショーで解説していました。

ご本人と解った瞬間に掌返しの反応をするような人は受からなかったそうです。

あの時がオーディションだったとしたら、わたしは受からなかったでしょうね。


ジャニー喜多川さんのご冥福を祈ります。



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