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姨捨

2018年11月30日 23:59

2018年「姨捨」

若い友人から、
久しぶりに、芝居の案内をいただいたので観に行ってきました。

ヒガンノジカン公演「姨捨」

結婚し子供が生まれたばかりの、その友人が出演する芝居が、
姨捨(おばすて)」というのも、妙な気分になりました。


そもそもわたしが、
初めて「姨捨」の話を聴いたのは母方の祖父からだったと思います。

「年老いた者は役に立たないから山に捨てろ」
そんな殿様の命令に従うことが出来ず、母親を匿っていた息子の話。

或る日、
殿様が他国からの無理難題で困っているので、息子は母親に相談すると、
匿われていた母親が息子に知恵を授け、その解決法で男は褒美を得ます。
最後には、次々に名案を出していたのが殿様が「役に立たない」と思っていた
息子の年老いた母親だったことが判り、殿様が反省したというような話でした。

ですが、
姨捨」といえば、なんといっても印象深いのは深沢七郎の小説「楢山節考」です。
一時期、深沢七郎にハマって作品を読み漁っていたことがあります。

「むかし話」と違って、「楢山節考」を読んだときに衝撃的だったのは、
捨てられる母親がそのことを己が宿命と受け容れて生きていたということでした。

母親を山に捨てた帰りの下り道で雪が降りだすと、息子が、
「おっかー雪が降ってきたよ!」と、母親の“運がよい”ことを喜ぶ描写は壮絶です。


能の「姨捨」も、
山に捨てられた老女の霊が中秋の名月を愛でにきた男たちの前に現れるというお話です。
老婆が男にむかしの若かりしころを語り、月の美しさを讃えて舞うのですが、
夜が明けると、老婆の霊は去ってゆく男たちを山の上から見送るのでした。

そこには、捨てられた身の嘆きや恨みはなく、唯々哀しさだけがあるのでした。

もしかしたら、
現代に生きる我々も「姨捨」を前提として生きられたら、もっと心穏やかなのかもしれません。

姨捨
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逆流性食道炎

2018年11月29日 10:17

CIMG4288.jpg

毎年恒例にしている胃の内視鏡検査(胃カメラ)に行ってきました。


さて、以前から申し上げているように、わたしは食道裂孔ヘルニアです。

つまり、
食道と胃の境目にある噴門が開きっぱなしであるため(食道裂孔ヘルニア)に、
胃酸や食べたものが逆流して食道の壁面に炎症を起こしやすいのです。

そう診断されてから久しいのでありますが、
これまでの検査では、食道に胃酸の逆流による炎症の所見は診られませんでした。

しかし、
きょうの検査で、食道と胃の境目(噴門)近くに逆流性食道炎の所見が診られるという
診断を下されてしまいました。

医師の言うところでは、
何を食べたから、満腹まで食べたから、食べてすぐに横になったからといった
原因だけでなく、噴門部が開きっぱなしになっているワケだから、人によっては、
常時胃酸が食道に逆流してしまっているかもしれない、ということでした。

ということで本日は、
食道裂孔ヘルニア逆流性食道炎萎縮性胃炎急性胃炎痕といった診断でした。

サンプルを採った生検と血液検査の結果は2週間後です。



有明の月

2018年11月28日 10:17

昼の月

秋の季語に「有明の月」という言葉がある。

有明の月」というのは、
この時季に夜が明けてからも見える残月のこと。

いずれにしても、
眺めていると写真に撮りたくなるのが秋の空。


先日、
町田の空を撮ってフェイスブックに載せた友人がいた。

秋の空や雲が美しかったからだろうが、
「美しい空と雲ですね。でも、その空はアメリカ軍の空ですよ」
そう投稿したら、投稿したコメントを削除されてしまった。

記事の趣向に合わないと思ったのだろうか?
それにしても、一報もなく削除するのも器量が狭いと思った。

今朝の月も我が家から見て西の方角に見えた。
やはりアメリカ軍の空だ。

横田空域
横田空域



「サイパンの約束」

2018年11月27日 23:59

「サイパンの約束」

渡辺美佐子さんが出演している、
燐光群の「サイパンの約束」を観に、座・高円寺に行ってきました。

終演後に楽屋へ美佐子さんをお訪ねしました。

例によって芝居の感想は書きませんが、
女優・渡辺美佐子には驚嘆させられました。

美佐子さんに、
「これなら、また『化粧』が演(で)きますね」
と云ったら、「もう勘弁して!」と云われました。

その後、前職の地人会の同僚で、
現在は劇場の制作者として活躍している I 君と一献。

サイパンの約束


2018年11月26日 23:59

常香炉

病院の待合室は混んでいた。

十数人の患者のほとんどは、
所謂、後期高齢者だろう。

他の患者たちも前期高齢者。
わたしだって還暦を超えている。

やっと診察を終え、
処方箋を持って調剤薬局へ行くと、
また高齢者の列ができている。

病院の帰りには、巣鴨のお地蔵様
高岩寺にお詣りするのがルーティン。

授香所で線香を一束買い求めて、
火を点けてから常香炉へ向かうと、
善男善女が常香炉に群がっている。

われ先にと線香を焚き、掌を合わせ、
身体中に煙を浴びようと慌ただしい。

いずれ、
わたしたちも煙になっちまうんだけどね。


迷惑メール

2018年11月25日 11:59

スマートフォン

秋晴れの日曜日の朝、

駅のトイレに「○▲◇◆◎@t.vodafone.ne.jp」って晒されちゃってますよー

というご親切な
わたしのスマートフォンのメールアドレスを載せた匿名のメールが届きました。

もし、どこかの駅のトイレでわたしのメールアドレスを見かけたらメール頂戴。


剪定

2018年11月24日 18:00

植栽①

隣家の庭から延びて、我が家のベランダのフェンスに絡まって群生している定家葛モッコウバラ羽衣ジャスミンの蔓を剪定してもらいました。

剪定してくれたのは、隣家のお知り合いで、ご退職後に植木の手入れを習得したという方です。
業者さんというワケではないので、心ばかりの御礼で引き請けてくださいました。

わたし独りでも出来ないことはない作業だったのですが、わたしは道具を持っていません。
道具を買って作業するより安くつくと思って依頼したのでした。

それでも、おかげさまで二人で作業したらすっかりきれいになりました。
それでも、“おかげさま”で明日か明後日には筋肉痛かもしれません。

植栽②

さて、以前から申し上げているとおり、元々隣家の庭から延びた蔓花なのですが、我が家のフェンスに群生してくれて季節になると花や香りで愉しませてくれています。

最初から蔓を切ってしまっておけば群生することもなかったでしょうし、いまになって手間をかけ費用をかける必要もなかったワケです。理屈では、そのとおりなのですが、理屈は人を納得させてはくれません。

人が必要だとするものや人が暮らしてゆくということが、理屈に合うとは限らないのです。

植栽③

意図しなかったけれど延びてきて咲いた花を愉しむか面倒だと思うかは紙一重です。
愉しもうとすれば面倒も背負い込むことになります。面倒を回避してばかりいれば人生を愉しめません。

最初は、よそから延びた一本の蔓でしたが、それはやがて太くなりちょっとやそっとでは切れなくなりました。
放っておいたとも言えますが、そうやって育てていたとも言えます。

太いとはいえ元を断てばフェンスの蔓はたちまち枯れてしまうことでしょう。
長い年月が経っても、枯らすことは簡単にできます。

枯れた蔓がフェンスに絡まって除去するのも大変でしょうが、出来ないことではありません。
しかし、そうやってキレイに片付けることは出来ますが、蔓は只のゴミになってしまいます。

ごみ


ピアノの発表会

2018年11月23日 21:55

ツナ

なにかプレゼントをと思ったのになにも思いつかなくて、
思い余って作り出したのが、我が家のみんなが大好物のツナ。

ツナ缶をフライパンに空けて、醤油をはじめとした調味料を入れ、
ゆっくり水分を飛ばしながら炒っただけのもの。

こどもたちが小さい頃、かみさんが考案したオリジナル料理。

簡単そうに思うだろうけど、
醤油の量とか火加減とか火を消すタイミングとか、なかなかどうして難しい。

これを、そのままご飯にかけて食うのもよし。お茶漬けにするのもよし。

しかし、
これがプレゼントか?


さて、
きょうは、ピアノの発表会。



今宵の月

2018年11月22日 23:59

「福島・小野7人死亡火災 4世代同居の住宅全焼 孫4人ら安否不明」河北新報

このブログは、
一日一回一つの出来事をテーマに書くようにしています。

平凡な日常の中でも書こうかと思うテーマは結構多くて、
書くことを一つに絞ることの方が意外に難しいのですが、
きょうは、このニュースのことが頭から離れません。

かといって、
このニュースを受けて何か書くことなんてありません。

唯々痛ましいということと、
此の世には神も仏もいないんだなぁ・・・という感想です。

ご冥福を祈るだけです。

きょうも月が出ています。

月


年末ジャンボ宝くじ

2018年11月21日 18:00

年末ジャンボ宝くじ

ことしも、
きょう、1等・前後賞合わせて10億円の年末ジャンボ宝くじが発売されました。

テレビのニュースでも売り場の様子を報道をしていましたが、
一攫千金を夢見る人々が長蛇の列を成しております。

そんな夢を見る人の話は古典落語にも多く登場します。
富久」、「水屋の富」、「御慶」、「宿屋の富(高津の富)」など
千両の富くじに当たった人々の悲喜交々の噺であります。

そこで、
志ん朝を聴きたくなって志ん朝の「富久」を聴いてみました。

富くじの噺は、
いずれも一攫千金に翻弄される人間描写が秀逸であり、
人間とは、可笑しくて哀れなものだと思わされるのであります。


さて、
ジャンボ宝くじで1等を当てる確率は1/1000万だと言われます。

1/1000万の確立というのは、
1年の間に航空機事故で死亡する確率と同じで、
明日事故で死んでしまう確率の方がはるかに高いのだそうです。

また、100kgの米の中から、1粒の米粒を探し出すのと同じぐらい。

北海道のどこかにいて、
北海道のどこかの上空から1円玉を落として頭に当たる確率だそうです。

解かったような判らないようなたとえ話であります・・・。


ところで、
きょうから宝くじがネットで購入できるようになったのだそうです。

その話題を受けて、
きょうのニュースで売り場に並んでいたおじさんが言っていました。
「やっぱ苦労して買わないとね。人間何でも苦労しなくちゃダメだぁ」

・・・、やっぱり人間は可笑しい。


宝くじ


今でしょ!講座

2018年11月20日 12:10

林修の今でしょ!講座


テレビ朝日 今夜19時00分~21時48分
林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル

今回は、
冬に大注目の食材「みかん」と「おでん」
知られざる健康パワーを徹底解明する豪華3時間SP


知られざると申されますが、
「みかん(温州みかん)」の効能は、よく知られています。

今更という気もいたしますが、
どのような切り口で、どのような情報が出てくるか興味津々。

但し、美味いみかんを食べるなら、
今じゃなくて、これから年末年始にかけてでしょ!

日下農園2018




東京ディズニーランドのタブー

2018年11月19日 18:00

東京ディズニーランドがオープンしたのは1983年でした。
うちの長男の年齢と同じですからことし35年が経ちました。

その東京ディズニーランドの35年間の歴史上、
前代未聞の出来事が話題になっています。

東京ディズニーランドに出演していた契約社員の女性2人が、
過重労働やパワーハラスメントで体調を崩したとして、
東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドに対して、
約755万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論があり、
オリエンタルランドは棄却を求めて争う姿勢を示したというものです。


むかしわたしが主宰していた異業種交流会に、
当時東京ディズニーランドで働いてる方に講師をお願いして、
如何にディズニーの世界観に共感しディズニーの世界が好きか
お話いただいたことがあります。

その方は、
人生を懸けて東京ディズニーランドで働いていらっしゃいました。
その方曰く、東京ディズニーランドで働いているキャストは、
みなそういった動機で働いているということでした。

わたしも、
社内福利厚生や子供や孫を連れて遊びに行ったことがありますが、
東京ディズニーランドでは、至る所でキャストが歓迎してくれます。
代表的キャスト・ミッキーマウスにも至る所で出逢うことができます。

そこで講師に、
ミッキーマウスは何匹?(何人)いるんですか?」という質問をしました。
すると講師は、
ミッキーマウスは世界で一人だけです」と応えてくれました。

そんなキャストのマインドこそが、
東京ディズニーランドの価値であり魅力だったのではないでしょうか?


母校演劇科のわたしの先輩や同期や後輩の何人もが、
東京ディズニーランドで働いたり関わりをもっていました。

ジャングルクルーズの初代キャスト(船長)の一人は後輩でしたし、
長年ウエスタンランドのアトラクションに出演していた先輩もいます。

但し、
どんな“役”だったかは、夢を壊しかねないのでナイショです。

そんな独特のテーマパークである東京ディズニーランドディズニーシーですが、
そこは働いているキャストたちからすれば“職場”でもあるワケです。

しかしその職場の特殊性から、
“パワハラ”や“セクハラ”が表沙汰になり難い土壌があったのかもしれません。

働いている人たちのほぼ全員が、
“ディズニーの世界観”を守ることを至上のマインドにしていたであろうからです。

そんな環境のなかで声を挙げたお二人の元・キャストの心情を思えば、
東京ディズニーランドのタブーに触れたことは勇気の要ったことだったでしょう。

ところで、前代未聞といいますが、
35年間の歴史で“パワハラ”事案が2件だったのかという疑問は必然ですよね?



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