「裸の島」

2017年04月17日 18:07

「裸の島」

文芸坐三浦館、本日上映の作品は、新藤兼人監督作品「裸の島」であります。

むぅむぅ(義父)が、
無音ではありませんが、セリフの無いこの映画を観つづけるには根気が求められます。
しかし、夫婦が唯々、黙々と働きつづける姿を追った映像の迫力には圧倒されます。

俳優は、
妻役の乙羽信子、夫役の殿山泰司、それに子役の二人だけのキャスト4人という映画です。

瀬戸内の孤島で自給自足の生活をする家族の生活をひたすらに描いていますが、
当時倒産寸前だった「近代映画協会」の解散記念として製作されたにもかかわらず、
1960年(昭和35年)の公開後に各賞を受賞し興行的にも大成功を収めたという、
近代映画協会」を復活させた偉大な作品であります。

大規模なオープンセットを作ったり、エキストラを大量に動員したり、CGを使ったりして
巨額の製作費を使わなくても、名画が撮れるということを実証した映画だと云えるでしょう。

それにしても、
開拓農民の子として育てられたわたしにとって、この映画の労働シーンはリアリティがあります。

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