平成教育委員会

2017年03月26日 18:58

平成教育委員会

本日、文芸坐三浦館はお休みしました。

今夜7時から、
フジテレビ「平成教育委員会」春の3時間スペシャルの放送がありますので、
むぅむぅ(義父)の体力を温存するためであります。

晩酌しながら観るには丁度いい時間ではありますが、
なんせ3時間の長丁場ですから、眠くならないかしら?

それでは、
歌舞伎チーム(市川猿之助中村壱太郎市川弘太郎)が相勤めますれば、
何卒ご声援賜りまするよう偏にお願い申し上げ奉りまする。

「平成教育委員会」
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「望郷」

2017年03月25日 21:45

「望郷」

本日上映した文芸坐三浦館の映画は、
1937年公開のフランス映画「望郷」であります。

ジュリアン・デュヴィヴィエ監督作品で、
ジャン・ギャバンが主演し、その名声を不動のものにしたと謂われる作品です。

さて、この映画の原題は「Pépé le Moko」で、
ジャン・ギャバンが演じる主人公の名前です。

そのペペ・ル・モコは犯罪者ですが、
パリからフランス領アルジェリアの中心都市アルジェに逃げてきました。
そしてこの物語のキーワードになるのが“望郷”の念というワケです。


ところで、ジャン・ギャバンといえばゴロワーズという煙草を思い出します。
フランスでは、どちちらかと云えば労働者が好んで吸う煙草だそうですが、
ジャン・ギャバンゴロワーズを短くなるまで吸って大量の煙を吐くのを見ると
美味そうに感じて、むかし買って真似してみましたが、キツイ煙草でした。

そういえば、
むかしの映画の主人公は、ほとんどみんな煙草を吸いました。

フランス映画で云えば、ジャン・ギャバンも、
アラン・ドロンジャン=ポール・ベルモンドも美味そうに煙草を吸いました。

そのフランスでも、
法律で映画の喫煙描写に規制をしようという動きがあるのだそうです。


わたしも、いまでは嫌煙家になりました。
「煙草を吸うのは構わないから、その煙は吐かないでね」とお願いしています。



ダイエット

2017年03月24日 16:27

ダイエット

さて、私事ではありますが、
去年の11月下旬に思い立ってダイエットを始めました。

そのときの体重は68.7~9kgだったと記憶しています。
そこでマイナス8kgを目指してダイエットを始めました。

キッカケは、
或るパーティーに出席して、みなさんに「太ったね」と言われたことや、
むぅむぅ(義父)の入院でした。介護する我が身が重かったのであります。

あれから約4ヶ月、
マイナス8kgの目標を達成しましたことを、ご報告させていただきます。

写真は60.9kgを表示していますが、
カメラの重さがありますから、カメラを持たずに測りましたら60.7kg。
いずれにしましても、マイナス約8kgの目標達成でございます。

では、どのようにダイエットしたのかですが、
基本的には、糖質と炭水化物の摂取を制限したことでした。

まず、日本酒を止めました。
ワインやビールは醸造酒であっても糖質摂取には当たらないそうですが、
蒸留酒、ほとんどは焼酎に切り替えました。
このことが大きかったのだろうと思っています。

次に、
ご飯は一日ご飯茶碗一杯、パンはライ麦パンのトーストで2枚程度、
麺類は、ほとんど食べませんでした。

調理に使っている糖分は“甘んじて”摂りましたが、
甘い物は食べませんでした。

その代わり、
肉や魚、そして野菜や果物に制限は加えませんでした。

あとは、軽い運動を心がけたのですが、
なにより、むぅむぅ(義父)の部屋への行き来や介護自体が軽い運動です。


ところで、
あんなに日本酒が好きで、日本酒の良さを言いふらしていたのに、
今年になって口にした日本酒は、お屠蘇だけです。

簡単に酒を替えた自分自身が、なにか惚れた相手を替えたみたいで
後ろめたいのでありますが・・・。


「嵐が丘」

2017年03月23日 18:00

「嵐が丘」

本日の文芸坐三浦館の上映作品は、
昨日につづいてローレンス・オリヴィエ主演のアメリカ映画「嵐が丘」です。

ご存知のとおり
原作はエミリー・ブロンテの小説でウィリアム・ワイラー監督作品1939年公開です。

この映画は、要するにこれは“復讐の物語”であります。

しかし、
考えてみれば小説や映画にとって“復讐”というのは定番のテーマでありましょう。
ハムレット」も「忠臣蔵」も、「大魔神」だって“復讐”がテーマだといえるでしょう。
事程左様に、復讐を扱った映画は枚挙にいとまがないのであります。


ところで、
同志だと思っていた人たちに梯子を外されたとして、
国会での証人喚問を通じて“復讐”するが如く発言する証人の姿が報道されています。

しかし、普通の人たちは現実の世界でなかなか“復讐”ということは出来ませんから、
それを小説や映画の世界が果たしてくれるところにカタルシスがあるのかもしれません。

でも、
嵐が丘」の主人公に限らず大概“復讐”を果たした者たちの末路は憐れです。
復讐心は持たないに越したことはありません。


「ハムレット」

2017年03月22日 17:59

「ハムレット」

本日の文芸坐三浦館の上映作品は、
ローレンス・オリヴィエが製作・監督・主演を務め1948年に公開されたイギリス映画
ハムレット」であります。

ローレンス・オリヴィエが、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を映画化したものです。

ハムレットといえば、学生時代に演りたがった学生が何人かおりました。
実際に仲間を集めて自主上演した者もいました。

また、
石巻出身の友人なんかは、ハムレットが演りたいがために演劇科に入学しました。
受験のとき、彼が控室で白タイツでハムレットのセリフを練習していたのを憶えています。

そういえば、実技はタイツやレオタード着用という指示がありました。
ところが、わたしはタイツを何処で買うのかも判らなかったので、同じようなものだと思って、
代用に黒いストッキングを穿いて実技を演りましたらストッキングの股が下がってきてしまい、
引き上げながら演じておりましたがストッキングが伝線して穴が開いてしまいまして、
審査員から失笑を買いましたが、なんとか受かりました。

まぁ、名優サー・ローレンス・オリヴィエとはなんの関係もないお話であります。


ところで、
受験のときに白タイツでハムレットを演っていた友人ですが、6年前の3.11が起こってから
なんどか連絡したのですが、行方が判りません。



「寝床」

2017年03月21日 23:59

志ん朝師匠

むかし、
みかん園で農作業をしていたときのことです。

耕運機で土を耕す作業をしていたのですが、耕運機のディーゼルエンジンの音が大きいので、
歌を歌っても聞こえないだろうと、大声で歌いながら耕運機を使っておりましたが、豈図らんや、
耕運機の音は遠くまで届きませんが、歌声は遠くまで届いていたことが母の指摘で分かり、
耳が真っ赤になったのが自分でも判るほど赤面したことがあります。

悦に入って歌っていただけに、その恥ずかしさは尚更でした。


さて、
昨夜、むぅむぅ(義父)の血中酸素濃度が落ち熱も上がったために、
午前中に医師の往診、看護師の訪問、介護士の訪問が続いたので、
本日も文芸坐三浦館の上映は中止にいたしました。

しかし、午後から出掛けたわたしに代わって、
かみさんのチョイスで文芸坐三浦寄席は志ん朝師匠の「寝床」でした。

寝床」は、
地主でもある大家が長屋の連中や店の者たちを集めて
下手の横好きの義太夫節を無理やりに聴かせようとする噺であります。

むかし、上司や先輩にカラオケで
自己陶酔気味の下手な歌を延々と聞かされたのを思い出せますヨ。




「ハナ子さん」

2017年03月20日 18:05

「ハナ子さん」

「God is in the detail」

神は細部に宿る」と言ったのは、
20世紀のドイツの建築家・ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエだそうです。

わたしなりの解釈では、
日常的な一瞬一瞬のコツコツと行う細かな行為や作業が、
偉大な世界(神)と繋がっているのだというようなことを言っているのでしょう。


ところで、
与党の国対委員長が、「総理に対する侮辱だから国会に呼んで質す」と言って、
学校法人の理事長の証人喚問を行う考えを明らかにしたのだそうです。

つまり、「総理を侮辱したら証人喚問するぞ」とおっしゃっているワケであります。


さて、
本日の文芸坐三浦館の上映作品は、
1943年(昭和18年)東宝が製作したミュージカル映画「ハナ子さん」。
監督はマキノ正博(マキノ雅弘)、主演のハナ子さん役は轟夕起子
ハナ子さんお夫である五郎さんは灰田勝彦
そして五郎さんの妹・チヨ子さんが高峰秀子であります。

この映画が作られた時代、総理大臣は東條英樹でしたが、
“総理を侮辱したら確実に逮捕”されたでしょう。

一見
“明るく楽しく張り切って戦争しましょう!銃後を守りましょう!”
というプロパガンダ映画に見えます。

しかし、
この映画を創った人たちの想いを想像しながら観ると、
また違った印象をもつかもしれません。

いずれにしましても
デコちゃん(高峰秀子)好きのむぅむぅ(義父)にとっては“懐かしい”映画です。


それにしても、
正義だ大儀だ、国民のため国民の生活最優先などと言っている政治家が、
共謀罪の成立を目論み「総理を侮辱したら証人喚問だ」と口走るのですから、
“本音は細部に宿る”んでありますよ。




三日遅れ

2017年03月19日 17:26

2016年3月20日法明寺

これは、
去年2016年3月20日の桜の樹の写真です。

この桜の樹は、
一昨年も去年も3月20日に開花宣言しました。
(去年気象庁が発表した東京の開花は21日)

この桜の樹は、
雑司が谷法明寺の桜並木のなかの一本で、
わたしが勝手に決めた、雑司が谷の標本木。

例年、
この樹のこの枝だけが、他よりも早く咲きます。

2016年3月13日
2016年3月13日

2016年3月18日
2016年3月18日

2016年3月19日法明寺
2016年3月19日


茎といいますか、柄というか、軸というか、
蕾から伸びた部分を小花柄(しょうかへい)といいます。

蕾が膨らんで、蕾の先っぽがピンク色に染まり、
その蕾の小花柄が少しずつ伸びて開花に至ります。

上の写真は、
去年の3月13日、3月18日、そして3月19日の写真です。

そして、
下の写真は、きょう現在の同じ樹の同じ枝の写真です。

去年の写真から類推すると、開花はあと4日後くらいでしょうか?
去年と比べて、3日くらい遅れております。

2017年3月19日法明寺




「ハドソン川の奇跡」

2017年03月18日 17:59

「ハドソン川の奇跡」

本日の文芸坐三浦館上映作品は息子のチョイスでありますが、
意外にもむぅむぅ(義父)がまだ観ていなかった映画であります。

クリント・イーストウッド監督・製作、トム・ハンクス主演、
2016年公開のアメリカ映画「ハドソン川の奇跡」です。

この映画は、2009年にニューヨークで実際に起こった
USエアウェイズ1549便のハドソン川不時着水事故を描いています。

航空機と鳥が衝突する所謂バードストライクを起こし制御不能となった飛行機を
ハドソン川に不時着させ乗員乗客155名全員生還という“奇跡”を起こした裏に、
いったいなにがあったのかを、イーストウッド監督ならではの視点で描いています。

USエアウェイズ1549便にバードストライクが起き、
両エンジンが停止してから着水するまでの3分28秒間(208秒)に、
機長と副操縦士は、なにをどう判断し決断したのか・・・。


ところで、この事故が起こった2009年当時、
9.11と重ねてみた人は多かったことでしょう。

また、この映画が公開された2016年当時、
東日本大震災原発事故と重ねて考えた人も多かったでしょう。

計算、研究、開発、シュミレーション、想定、
どんな技術やコンピューターをもってしても、
現場の人間の「判断と決断」いう要素無くして“奇跡”は起こらないことを、
この映画は示してくれています。

貴方もこの映画で体験してみてはいかがでしょう? 

では「衝撃に備えてください」


「夢金」

2017年03月17日 22:48

志ん朝

きょうは金曜日ですから、午前中に訪問介護士、医師の往診、訪問看護師、
午後になって訪問入浴介助の人たち、見舞いとつづきましたので、
むぅむぅ(義父)も大忙しであります。

そこできょうもまた文芸坐三浦館の上映はお休みさせていただきまして、
横になっていても聴くことができますので、一段落したところで文芸坐三浦寄席。

本日は、古今亭志ん朝師匠の「夢金」を一席。

「落語とは人間の業の肯定である」と言ったのは談志師匠でしたが、
夫婦仲良く、親孝行、素直な子供でよかったねなんていうお行儀のよい噺は
あまりおもしろくありません。

落語には誰もがもっている“業”というやつをネタにした噺が多いものでございます。
この「夢金」という噺は、金(かね)に欲張りな男が主人公。
噺のオチは五十両の包みを両手に二つ握ったつもりが夢だったというもの。
ところで男が握っていたのは・・・「夢金(ゆめきん)」の一席でございました。



「タンポポ」

2017年03月16日 23:59

「タンポポ」

わたしの故郷浜松に「劇団たんぽぽ」という児童演劇の劇団があります。
わたしも小学生だったころ、毎年の学校公演で観劇していました。
わたしの演劇体験は、「劇団たんぽぽ」が最初でした。

その「劇団たんぽぽ」が、ことし創立70周年を迎えたのだそうです。


さて、
きょうの文芸坐三浦館は、たんぽぽはたんぽぽでも映画の「タンポポ」であります。

1985年公開の伊丹十三脚本・監督作品。
食と生と愛のオムニバス映画であり、映画へのオマージュでもあります。

主人公のタンポポを演じた宮本信子
タンポポを日本一のラーメン屋に育てるプロデゥーサーに山﨑努
渡辺謙加藤嘉安岡力也桜金造大滝秀治が周りを固め、
役所広司黒田福美岡田茉莉子嵯峨善兵田中明夫高橋長英橋爪功
藤田敏八原泉津川雅彦中村伸郎林成年井川比佐志三田和代
上田耕一篠井世津子、そして、この映画の撮影日の翌日に急逝された
大友柳太朗といった豪華キャストの布陣であります。

そして、
日本映画史に残る卵の黄身の口移しを演じたヤクザの情婦、
マナー講座でパスタを食べる女性たち、蕎麦屋の店員など、
我が先輩・同期・後輩たちも出演しています。

ところで、
タンポポ」の各エピソードは、どれもおもしろいのでありますが、
わたしがスキなのは、「蕎麦屋」と「中国料理店」であります。

「蕎麦屋」は、
大滝秀治さんが演じる「先生」と呼ばれている老人が、
蕎麦屋で、愛人から止められている天婦羅そばと鴨南蛮とぜんざいを注文して
蕎麦を平らげたあとでぜんざいのモチを喉に詰まらせるというエピソード。

「中国料理店」は、
中村伸郎さん演じる東北大学名誉教授を騙るスリが、
胡散臭い投資話に乗ったふりをして、高級北京ダックにありつき、
ついでに懐から札入れをすろうとして刑事にお縄になるというお話。

なぜ、この二つの場面がスキなのかと申しますと、
他の場面も、それぞれに食べ物や食べ方が美味そうなのですが、
特に、このお二人の食いっぷりがなんとも美味そうなのでありますよ。

ですから、これを観ると蕎麦と北京ダックが食いたくなります。

そこで、
きょうは、友人二人がわたしを食事に誘ってくれたので、蕎麦にしました。


ところで、上映開始してから後悔したのですが、
経口摂取が困難なむぅむぅ(義父)にとっては酷な映画でした。



「天井桟敷の人々」

2017年03月15日 18:43

「天井桟敷の人々」

本日の文芸坐三浦館上映作品は、
マルセル・カルネ監督作品、1945年公開のフランス映画「天井桟敷の人々」であります。

製作期間3年3ヵ月、製作費に16億円を費やしたという超大作で、
その時代からも判るようにフランス映画史上に残る名作と言われています。

ところで、
わたしが演劇科の学生になった1977年(昭和52年)5月、
天井桟敷の人々」の主人公を演じたジャン=ルイ・バローを、
観世能楽堂で行われた銕仙会主催のシンポジウムで観たことがありました。

観世寿夫氏、観世静夫氏、野村万作氏と共に舞台に立たれ実演されたのでした。

ジャン ルイ バロー

正直言って、
当時、バロー氏がなにを話しているのか理解が追いつかなかった覚えがあります。

しかし、シンポジウムが始まる前に、
ジャン=ルイ・バロー観世能楽堂の能舞台に口づけしているのを見た」と、
そのシンポジウムを主催した一人である恩師が話してくれたことがありました。

その話をしたときに、恩師が涙ぐんでいたことだけは憶えています。


そういえば、
わたしは昔、NHKホールの舞台で働いていたことがあるのですが、
或る時、舞台上でなにかの仕込み作業をしているわたし達のところに、
外国人の一団が、舞台の下見にやって来たことがありました。

話している言語は、どうもフランス語のようでしたが、
そのなかの一人が舞台の前面に立って客席を眺めながら、なにか指示していました。

彼が大声で話すフランス語がうるさかったのですが、
わたしは気にも留めず、作業をつづけておりました。

しばらくして、
皆になにか指示していた大声の中年のオッサンがわたしに近寄ってきて、
わたしに話しかけながら握手を求めるので、わたしも握手に応えました。

わたしだけにでなく、わたしの周りにいた他のスタッフにも握手して、
そのオッサンは、一団と共に賑やかに去ってゆきました。

後で判ったことでしたが、
その中年のオッサンは、イヴ・モンタンだったんです。

彼もまた、NHKホールの舞台にキスしていましたよ。
だから、フランス人はみんな舞台にキスするんじゃね?





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