うらぼんえ

2014年06月30日 23:59

うらぼんえ

きのう、おせがき(お施餓鬼)のことを書いたことから思い出し、
うらぼんえ」という短編小説を読み返そうと思い、
埃の積もった書棚をクシャミをしながら文庫本を探しました。

うらぼんえ」は、
浅田次郎さんの短編小説です。

所謂ピカレスク物や琴線に触れる短編群から始まり、
「小説の大衆食堂」を自認するほど幅の広い作風で、
時代小説や歴史小説の分野までその裾を広げる
小説家・浅田次郎

ピカレスク物よし、短編よし、長編よし、時代物、歴史物また良し。

わたしが、むかしの一時期、浅田次郎さんの小説に嵌り、
かみさんが、読んでは思いを語る夫に嫌気が差したことがありました。

浅田次郎の「ラブ・レター」と、連城三紀彦の「恋文」を比べて論じ、
もし、自身の身に同じようなことが起こったらなどと話すのですから、
かみさんが、呆れるのも無理はありません。

ところで、
浅田次郎さんの傑作を挙げよと云われたら、困ります。
まずもって、傑作かどうかを判定する資質など持ち合わせませんし、
あまりにも、広い分野の小説を書いていらっしゃるワケですし、
多作の小説家です。

しかし、わたしが、影響を受けた作品を、あえて3作挙げるなら、
角筈にて」「ラブ・レター」「天国までの百マイル」でしょうか。

いずれも、自身の人生と重ねて読んだからでしょう。


そういう意味では、
うらぼんえ」は、印象が薄い作品でした。

しかし、
ここにきて、俄に思い出される作品です。

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おせがき

2014年06月29日 23:59

墓参り

もうじき、おせがきの時季がやってきます。

きょうは、少し早かったのですが、夫婦で墓参りしました。


おせがきは、「お施餓鬼」と書きます。

その由来です。

或るとき、お釈迦さまのお弟子の一人が、
神通力を使って死んだ自身の母親を探します。

すると、
母親が、地獄で餓鬼道に堕ちて、
痩せ衰え、骨ばかりの姿になっているのが分かりました。

彼は、お釈迦さまに、
なんとか母親を救う手だてがないか訊ねます。

すると、お釈迦さまが応えます。
「お前の母の罪はとても重い。
 生前に人に施しをせず、
 自分勝手に生きたので餓鬼道に堕ちたのだ」

そこで、
彼は、ご馳走を供えて経を読誦し、心から供養しました。
すると、母親は餓鬼の苦しみから救われたのだそうです。

以来、
餓鬼道に堕ちた衆生にご馳走を布施し、その霊を供養する儀礼が始まり、
その供養が、盂蘭盆会(お盆)の始まりだと謂われいています。


きょうは、長男の31歳の誕生日です。
ご先祖さまに、お礼を申し上げました。

墓

温もり

2014年06月28日 23:59

手

「春の一族」

2014年06月27日 23:59

「春の一族」


先日亡くなられた、
テレビドラマの演出家、深町幸男さんのお仕事だった、
1993年のNHKドラマ「春の一族」のDVDを観てみました。

主人公・中井のセリフ
「なんていうか・・」

病床にいる、大家の奥さんのセリフ
「世の中、穏やかなようだけど、つらいことも一杯あるわねぇ・・」

このセリフ、
一見なんでもないセリフですが・・・、凄い!


「春の一族」方言指導

思い出す風景

2014年06月26日 23:59

都田川

5日前に、
実家に帰省した妹が送ってくれた写真を
何度も何度も、見ています。

愛知県下に住んでいる妹が、高齢の父を見舞うために、
静岡県湖西市の新所原駅から天竜浜名湖線に乗って、
自身が、小さいころから馴染みのある風景を撮った写真です。

この歳まで、
産まれた故郷(徳島県の勝浦町)のことだって、
育った故郷(静岡県浜松市の三方原)のことだって、
正直に言って、懐かしいと思ったことなど、ありませんでした。

いわんや、
その風景を観たいとか、そこに行って暮らしたいとか
眠りたいとか、思ったことはなかったのでした。

しかし、
この歳になって、この風景を見て涙が止まらないのは
何故なのでしょう?

ゴメンナサイ!

情けは人の為ならず

2014年06月25日 23:59

浅草寺

コーチングの面談があって、浅草に行きました。

2時間の面談。

人の一生のお話を伺いました。


面談中に携帯電話に着信があったので、
面談終了後に電話をかけると、
切羽詰まった友人の声が聞こえてきました。


人の世話を焼いている場合じゃありませんし、
それができるほどの人間じゃありませんが、
見返りを求めずに、人に向かい合うことで、
わたし自身が救われているような気がします。


普段、掌を合わせるときは、
「いつもお見守りくださって、ありがとうございます」
とお礼を申し上げるのですが、

きょうは、諸々・・いっぱいお願い事を申しました。


耳できく心でみる

2014年06月24日 23:59

仙川シアター

午後5時に調布市の仙川に着いて、
街の中を歩いていたときでした。

ある建物の周りが、
雪が降り積もったようになっていました。

「最近は、雪を撒いたような装飾があるんだなぁ」
と、よく考えもせず通り過ぎました。

しかし、夜になっての帰り道、
その雪のような“装飾”が、街のあちらこちらにあることに気づきました。

そこで、やっと想像して解ったのですが、
あれは、雪ではなく、雹(ひょう)が積もっていたのでした。

あれほど大量に積もった雹を見たのは初めてです。
(写真を撮っておけばよかったですね)


さて、
仙川劇場に“耳で聴き、心で観る”リーディングを観に行ってきました。

おはなしは、
小川未玲さんの、
「庭にはニワトリ二羽にワニ」と「キニサクハナノナ」という二作品。

「庭にはニワトリ二羽にワニ」は、
違う生き物たちが、立場や個性の違いや対立を乗り越えて、
仲良くなるというおはなしです。

「キニサクハナノナ」は、
人間の誠実さと優しさ、そして、人へのおもいやりと、
戦争の愚かさを描いたおはなしです。

後輩が制作し、後輩が舞台監督し、後輩が出演し、
後輩が監修し、先輩が演出した作品でした。

きょうは、
心の琴線に触れたいい時間を過ごしました。

度し難い

2014年06月23日 23:59

「品の無い野次」と謂われるヤジ騒動ですが、
わたしは、「野次」に「品」は無いと思っています。

それに、あれは「野次問題」ではなく「セクシャル・ハラスメント」であり、
「パワー・ハラスメント」です。


その騒動ですが、一人の都議会議員が名乗り出たようです。

早速といいますか、
早くも都議の事務所に「生卵」が投げつけられました。

今後、世間からの仕返しが気がかりです。

まったく腹の立つことというものは、世の中にあるものです。
しかし、その腹いせに「生卵」を投げつける行為というのは、
「野次」を浴びせかけた都議たちと変わらないじゃありませんか。

「腹の立つ相手」のことをSNS上で「クズ」と表現する人たちがいます。
しかし、それでは大久保通りでヘイトスピーチするメンタリティーと
変わりがないじゃありませんか。

ところで、
浜の真砂は尽きるとも、世に「舌禍」の種は尽きまじ。

口は禍の門、舌は禍の根と申しますが、
元・総理、現・副総理の宇都宮での発言です。

「勉強ができない、けんかが弱い、金持ちの子、これが一番やられる」

「学校で一番いじめられる奴っていうのは、
 けんかは弱い、勉強もできない、しかも貧しい家の子」

と次々に発言したようですが、
ご覧のように、「けんかが弱い」と「勉強ができない」は共通ですが、
「金持ち」でも「貧乏」でもいじめられると思っておられるようです。

これは、集団的自衛権の考え方を“解りやすく”説明したかったのでしょうが、
まったく不適切な発言だと、わたしは思います。

「けんかに強そう」に見せなければ「やられる」から、
「軍事力とその行使の可能性を認識させるのだ」とおっしゃりたいのでしょう。

戦争を知らない政治家の、度し難い戯言です。

きょうは、沖縄の「慰霊の日」。
あの沖縄戦が終わってから、69年が経ったといいます。

深町幸男さんが起こした奇跡

2014年06月22日 19:14

緒方拳と十朱幸代のお二人から、なにを連想されますか?

映画「魚影の群れ」でしょうか?「社葬」でしょうか?
いずれも、お二人が絡むシーンが魅力的で話題になった映画でした。

しかし、
わたしが、お二人で思い出すのは、
1993年のNHKドラマ「春の一族」です。

山田太一さんが脚本を書かれ、
プロデューサーは近藤晋さんでした。

出演は、
緒方拳十朱幸代国生さゆり中島唱子浅野忠信
藤岡琢也江戸家猫八内海桂子丘みつ子天宮良といった面々。

わたしは、方言指導として使っていただきました。


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緒形拳、十朱幸代 他

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だれにとっても、一度しかない人生という時間を立て軸にして、
横領、懲戒免職、離婚、無関心、新興宗教、アダルトビデオ、登校拒否、
家族崩壊、不倫、選挙、といったエピソードをアトランダムのように横軸に並べ、
転落、落ちこぼれ、かい離、孤独、疎遠、つながり、夫婦、家族、そして、
再生をキーワードにしたドラマでした。

奇跡的な出逢いによって実現したようなドラマでしたが、それは、
そんな奇跡を、何度も何度も起こした演出家がいてのことでした。

演出家・深町幸男さん。

その深町幸男演出作品のなかに「春の一族」もあるのですが、
その演出作品リストを見てみると、感服します。

名作、話題作、そして想い出に残る作品が並んでいるからです。
それもすべて、人間に焦点をあて、人と人のつながりに拘った、
人間とは何ぞやと問いかけた作品群です。

深町幸男さんのご冥福をお祈りします。

夏至

2014年06月21日 23:59

都田川

夏至だそうです。

夏至の意味も、その字から想像できます。

その夏至は、
一年のうちで一番昼間が長いのだそうで、
因みに、きょうの日の出は4時25分、
日の入りは、19時だったようですから、
日の出から日の入りまで14時間35分だったようです。


きょう、
妹が、実家の父を見舞ってくれました。

寸暇を惜しんで、ボランティアをし、畑をやって、
時間があれば、父の見舞いをしてくれます。

父を気遣い、
父を慰めたい、少しでも役にたちたいと思うのは、
父のためでもあり、自身のためでもあるでしょう。

人を気遣うことができるというのは、幸せなことです。

ですから、
いつも、誰かに気持ちを向けていたいものです。

しかし、
きょうに限らず、
一日を長く感じる、きょうこの頃であります。


アルミニウム脳症

2014年06月20日 23:59

わたしは、以前にも書きましたが、
食道と胃の境にある噴門が、「食道裂孔ヘルニア」状態なのですが、
わたしの状態を解りやすく云うと、噴門が開きっ放しなのです。

原因も判らず、治療法もないのだそうですが、
胃酸が逆流して食道に刺激を与えますと、所謂胸焼けが起こります。

食道は、胃酸の刺激を防ぐような構造にはなっていないからです。
頻繁に胃酸が逆流すると、食道に炎症が起こります。
最近よく謂われる「逆流性食道炎」です。
それが常態化すると、食道ガンのリスクも高まるようです。

そこで、
なにか食べた後は、胃薬を常用しておりました。
胸焼けが収まらないときは、量も気にせずつづけて服用したりしておりました。

その胃薬のことを主治医に訊いてみたこともあったのですが、
「毒にも薬にもなりませんから、飲むと具合がいいなら飲んで構いませんよ」
そんなお応えだったと記憶しています。

そこで、医師のお墨付きだと思って、自由勝手に胃薬を飲んでいたのですが、
最近ふと、小さな字で記された成分表を読んでみましたら、
そのなかに「合成ケイ酸アルミニウム」273.4mgと書いてありました。

生薬だと思って飲んでいた胃薬でしたが、
よくよく読めば、合成成分も入っているのでした。
ましてや、アルミニウムは金属です。

モチロンその効能があるから入っているのでしょうし、
服用する量を守っていれば、危険なことはないのでしょうが、
合成ケイ酸アルミニウム」は、
長期投与により「アルミニウム脳症」、「アルミニウム骨症」が
現れるおそれがあるとされている成分です。

主治医は、
「毒にも薬にもならないけど・・」と云ったのです。
だから、ほぼ大丈夫なんでしょうが、・・・やめました。

飲むのを、やめました。

最近ボケボケだったのは、そのせいかとも思いましたが、
それを云うなら、その原因として可能性があるのは、酒のほうでしょう。

薬は、すぐやめられるのに、酒はやめようとすら思いません。

そういえば、
日本くらいおおっぴらに酒のコマーシャルが行われる国はないのだそうですね。

やじおやじ

2014年06月19日 23:59

平成26年第2回 東京都議会定例会本会議 3日目(6月18日)

議長 吉野利明

質問者 塩村あやか(みんなの党Tokyo)

質問内容 ■受動喫煙対策について
       ■生体販売ビジネスについて
       ■動物愛護について
       ■子育て支援について

答弁者 東京都知事・舛添要一

持ち時間 11分間

子育て支援についての質問中不規則発言

不規則発言内容 「○○○○○○○○○○○○○○○○」
           「○○○○○○」
           「○○○○○○○○○○○」

(ここに記すのも汚らわしいので伏せました)

不規則発言者 ××××と、××××と、××××など?

(その近くにいた、多くの議員たちは知っているでしょう。
 知っていて告発しないのは、発言者と同罪です。)

それと、
都議会の女性議員たちが、
「品位を汚す野次は控えるべきだ」として、
議長に対し再発防止に取り組むよう要請したということですが、
「野次」に「品位」は無いでしょう。

ついでに云っておきますが、
「野次」と「歌舞伎の大向こう」は、違います。



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