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私たちの願い

2014年03月17日 20:54

夢のよう

“北朝鮮によって拉致された”
横田めぐみさんのご両親である、横田滋さんと横田早紀江さんが、
ご自宅が在る川崎市内で記者会見したという報道がありました。

ご夫妻は、モンゴルのウランバートルで、
横田めぐみさんの娘・キム・ウンギョンさんと初めて面会したのだそうです。

キム・ウンギョンさんと同じ施設に宿泊し、
夫妻は日本からのお土産として薬やおもちゃを手渡し、
ウンギョンさんは料理を振る舞ったということです。

ご夫妻にとっては、
曾孫にあたる10か月の女の子とも対面したのだとか、
早紀江さんは、「祖父母と孫として会いたいと思ったことが静かに実現しました」
「夢のようでした」と、喜びを語っていました。

会見の模様をテレビの画面上で拝見するに、
お二人の言葉の端々に「祖父母」としての喜びが浮かんでいます。

これは、どのような背景や思惑があったのか判りませんが、
一見、当事国やモンゴル当局が人道的に動いたかのように見えます。
しかし、事はそれほど単純ではありません。

熱い思い

忘れてはならないことは、
これら“日本人拉致事件”の、理不尽さと非人道性であります。

政治的にも、なんの立場も表明していない一般の人々が、
一般の、普通の生活を送っていた、普通の人々が、
普通の家庭の、息子が、娘が、兄が、弟が、姉が、妹が、
子供が、ある日突然にさらわれたという事件であるということです。

もし、貴方のご家族が、
ある日突然、このようにさらわれてしまったとしたら、どうでしょう?

日本人は、
最近、「北朝鮮に拉致された」という文言を日常的に使いますが、
“北朝鮮による拉致事件”の恐ろしさや、理不尽さに対して、
少々鈍感になって、使ってはいないでしょうか?

意味も考えず、イメージすることもなく、
単なる常套句として使われている「北朝鮮に拉致された」という言葉。

その本質的な意味を、そのとき家族の身になにが起こったのかを、
いま一度、深く考えてみる必要を感じます。

横田ご夫妻が、お孫さんに逢ったというニュースは、
心温まるニュースとして、胸を熱くして捉えるべきものではなく、
その背景に、娘さんである横田めぐみさんの死を、
既成事実として扱いたいという思惑があるであろうことも、
また、認識していなくてはならないでありましょう。

お喜びを語るご夫妻に、一日も早く本当の喜びを感じていただきたい。
それが、わたしたちの願いでしょう。

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