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夢の跡

2010年12月26日 22:15

私の実家のみかん園は、浜松の三方原台地に在りますが、
日本のみかん産地としての最北は、小田原辺りでしょうか?
しかし、それも過去のことになってしまったようです。

1980年頃から日米貿易摩擦が起こり、日米牛肉・オレンジ交渉が進んだ結果、
1991年からアメリカ産オレンジが輸入自由化されることになりました。
この影響で、全国的にみかん園が他の用途へ転換されるようになりました。

小田原も例外ではありませんで、
傾斜地の規模の小さいみかん園は経営も困難で、転換を選択したようです。

小田原市は、みかん園の跡地の利用策として、
特殊法人の雇用促進事業団(現・独立行政法人雇用・能力開発機構)に対して、
誘致活動を行い、雇用保険法に基づく勤労者福祉施設の建設が決定します。
1997年には「スパウザ小田原」として施設が完成しました。
総工費は455億円で、1998年営業を開始したのですが、赤字経営につづき、
特殊法人の整理合理化の流れを受け、自治体への譲渡か廃止が決まりました。

その後、全国2,070箇所の雇用保険料から約4,498億円もの巨費を投じて
建設された保養施設などは二束三文で売却されました。
スパウザ小田原も機構側から小田原市に8億数千万円で買い取られました。
売却損は446億円だったそうです。

その小田原市が、ヒルトン・グループに運営委託しているのが、
現在の「ヒルトン小田原リゾート&スパ」です。

きょうは、この「ヒルトン小田原リゾート&スパ」に、かみさんと息子Yと来ています。

ヒルトンホテル小田原

久しぶりに親子三人で、ゆっくりと、
息子Yから、今後の事業計画などの話を聴くためです。

世界で、FTA自由貿易協定)やEPA経済連携協定)が進むなか、
国と国の貿易協定のあおりを受けたみかん園の跡地に立つ、これまた
いわくのあるホテルで、今後の事業について話しを聴くのも一興です。

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